おはようございます!なべっちです
友人と食事に行ったとき、他の人が注文するのを見て決めますか?それともすぐに決めることができますか?
実はこの注文のタイミングで満足度が異なることがわかっています。
結論、最初に注文をする人が満足度が高いことがわかっています。
僕は今まで、他の人の注文を見てから決めていました。
違うものにしようとする人もいれば、同じものにしようとする人もいるかもしれません。
僕はこれから、先に決めようと思いました。
今回はこの理由について説明したいと思います。
最後のまとめに書きましたが、僕は当てはまりすぎました。。。
ビールの注文実験【口頭と記入では選ぶものが変わる】
注文する順番での影響を検証するために、グループできているお客さんに無料で4種類のビールのサンプルを配りどれにするか決める実験を決めました。
①コパーライン・アンバー・エール
②フランクリン・ストリート・ラガー
③インディア・ペール・エール
④サマー・ウィート・エール
それぞれのビールの説明をした後、どれにするか選んでもらい、飲んだ後に簡単なアンケートを渡しました。
・注文したビールをどれくらい気に入ったか
・そのビールにしたことを後悔しているか
後半では口頭ではなく、注文を記入式にして自分のものしかわからない状態で注文をしてもらいました。
結果、口頭と記入で誰にもわからない状況での注文は選ぶものが違うことがわかりました。
口頭での注文だと選ばれるビールの種類が多かったのです。
選択は他の人の影響を受ける
先程の実験により「他の人とは違うのにしよう」と多様性が生まれました。
それでは、満足度はどうでしょうか?
人知れず注文したグループは満足度が高く、口頭で注文したグループは最初に注文した人が最も、満足度が高い結果になりました。
これは記入式で誰にもわからないように注文したグループと同じくらいでした。
つまり、口頭で他の人の注文に影響されて頼んだ人は、
「本当に望んでいない。好きでもないもの」を選んだということです。
まとめ:選択は他の人の影響を受け、望んでないものを選んでしまうことがある
「他の人と違うものにしよう」というのは「独自性欲求」と呼ばれる性格特性と相関があることがわかりました。
独自性を表現することに関心のある人ほど、まだ誰も頼んでいないものを頼み、自分が個性的だと示そうとしたのです。
冒頭で書きましたが、確かに自分は、個性はないけど、他の人と一緒は嫌だとか独自性を大事にしようとする傾向があるなと思いあたり「うわー」と自分でも思いました。
最後に注文を決めるのも「他のにしよう」と決めていました。。。
そして、やっぱりそっちが良かったなとも心の中で考えていました。
しかし、この研究は独自性欲求が良いものと思っているか文化の違いもあることを明らかにしました。
文化によっては「一緒のものにしよう」とグループへの帰属意識を示す場合もあるのではないかということです。
香港で同じ実験をおこなうと人前で注文すると、自分の好みでないものを注文しやすくなることは変わりませんでしたが、先に注文したものと同じものを頼む傾向が強かったのです。
どちらにしても人前で注文すると自分が本当に選びたいものと違うものを選んでしまう可能性があるということです。
友人と食事に行くときは事前に頼むものを決め、ウェイターが来る前に何を頼むか宣言して染むと良いでしょう。
これであれば独自性も損なわれず、影響も受けずにすむでしょう。
僕もそうしたいと思います。
またお店は注文票を書いてもらう形式の方が本当に頼みたいものを頼んでもらえるでしょう。
最近はタブレットで注文も多いから実現しやすいかも知れませんね。
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