【組織心理学】最高の味方はずっと協力的だった人より敵だった人である

LIFE

こんにちは!なべっちです!

ドラゴンボールでも最初は敵だったベジータが最高の味方になったと思います。

半沢直樹をドキドキしながらみてますが、大和田常務が味方になってくれたら一番いいですよね(ならないかもしれませんが)

今回はずっと味方だった人より、敵だった人が味方になるというお話をしたいと思います。

相手との関係は常に協力的な相手、特に影響がない人、敵として対立する人、時には敵だったり味方だったりする両価的な人(フレネミー)という関係性があります。

両価的な存在はストレスになる

ミネソタ大学の警察官を対象にした研究では、憎たらしい同僚が協力的だった時には、意地悪されるだけの時より、仕事に専念しにくくなり、欠勤が増えてしまった。

明らかにマイナスな的であれば、だいたい予想はつくので距離をとったり、想定して備えることができますが、両価的な存在だと、いつも身構えないといけなくなります。

態度が一貫しない人との付き合いは、エネルギーを消耗し、対処するための方策がより必要になる

そのほか、心理学者のウチノ氏により両価的な関係は常にマイナスな関係よりも肉体的にも不健康になることがわかりました。

両価的な関係が多いほど、ストレスを感じ、鬱になったり、人生に不満を感じることが多くなるという結果でした。他の研究でも両価的な存在がいると、スピーチやテスト両方で心拍数が激増したそうです。

フレネミーを切り捨て、敵を味方にする

明らかに害になる人は関係は切り捨て、両価的な関係を維持し、
すでに協力的だった人たちの繋がりを大事にしますが、
「フレネミーを切り捨て敵を味方にした方がよい。そして最高の味方になるのは、はじめは反対していたが次第に味方になってくれた人たち」ということがわかっています。

人は尊敬の度合いよりも、尊敬の度合いよりも得ることや失うことに対し敏感である

これは心理学者のエリオット・アロンソン氏の研究から

自分にいつも、協力的である人に対し、当たり前のこととして考え軽視してしまう。最初がライバルだった人が仲間になった場合は本当の支援者だと考えることができるとのこと

敵だった人が味方になった時の利点

・当初否定的な感情を持っていた人の方が常に肯定してくれていた人より価値があると感じる
 そしてそれは自分だけでなく相手も感じてくれる
・心理的に再び矛盾が起きないようにポジティブな関係を維持しようとがんばってくる
・敵だった人こそ、他の人をさらに巻き込んだり、説得することができる

アロンソン氏の研究でお、はじめは否定的であった人の方が説得力があったそうです。

敵を避けるのではなく、積極的に探し出し、関わるのが有効な戦略で、実際の事例でもありました。

まとめ

両価的というとイメージ湧かないかもしれませんが、態度が一致しない人。
機嫌によっていうことが変わったり、怒ったりする人もそうですよね。
優しい時は優しく、怒ったりする時は怖い人とかも態度が一貫してない人ですよね。
そういう人がいると、気をつかったり、今日の機嫌はどうだろう。。。とか、何かあったら、怒られるんじゃないかとか考えたりしますよね。

実はそれがとてつもないストレスで、常にイライラしているよりもよくない相手です。
僕も昔、はそういう人も関わったことありますが、仕事のはじめがまずその人の機嫌をうかがうことだったりしてました。

研究をみるとそりゃそうだよな!と思うわけですが、会社で直接の上司だとなかなか逃げられないですよね。

敵を味方にする方法はあるのですが、このフレネミーに対しては先にあったように関係をできるだけ切る方向が良さそうです。

敵を味方にするには、相手の価値観を変えるのは難しいですが、自分たちの価値観と相手がすでに持っている価値観の共通点を結びつけるのが良いと言われています。またグループ通しであれば、互いの穏健派同士が共通する目標や手法を見つけ、協力し問題解決に当たることが大事だとのことです。

部署間での揉め事にも使えそうですね!

こういう時僕は強硬派になりそうなので、穏健派の人にお願いしたいと思います!

コメント

タイトルとURLをコピーしました