おはようございます!
なべっちです。
いまだに日本では間違ったマネジメントを行なっている組織が多々あります。
2008年アメリカで、マネジメントを再定義するための会議を行いました。
この会議自体2008年とだいぶ前ですが、それでもいまだに時代おくれのマネジメントが蔓延っています。
今回はこの時代遅れのマネジメントから6つの提言についてお伝えしたいと思います。
6つの時代遅れのマネジメントとは?
1、志や値観が共有されず、優先事項は数字作りになっている。
2、短期の成果が評価基準になっており、創造性や部門間の信頼を削いでいる。
3、現場には改善すべき点が数多くあるが、顧客よりも社内マターが優先されている。
4、縦割り組織や複雑な手続きが、意思決定の柔軟性さや、スピードを著しく劣化させている。
5、部門は成果で評価されるので、全社利益より、部門利益が優先される。
6、数字を上げる事に精一杯で、新しい発想やイノベーションを考える余裕がない
このようなマネジメントはとんでもなく時代遅れのマネジメントだとされています。
確かに、正解がある問題や、手続きが決まった作業には効果的ですが、
今は社会も変わっているのでこのようなやり方では通用しなくなっています。
マネジメントを再定義する会議では、適応力を持ち魅力的な職場となるように根本から再定義する。
人間味あるものにすると提言されました。
21世紀への提言
会議では25の具体的な課題が提起され6つの視点で要約されました。
1、志を改める
富の最大化から脱却し、価値創造を目的とし、市民参画の自覚を持つ
2、能力を解き放つ
管理手法を刷新し、多様性を高め、信頼を高め、創造性を解き放つ
3、再生を促す
トップダウンの戦略立案を見直し、参加型手法を用い、創発を促す
4、権限を分散させる
意思決定から政治を排除し、自然発生で柔軟な仕組みを作る
5、調和を追求する
大局観のもと、長期的な美女運を見据えてマネジメントを行う
6、発想を変える
論理に偏らず、イノベーション手法を学び、社内外の叡智を集める
要するに「人間的で、クリエイティブな経営モデル」が重要ということです。
もちろん会社なので、数字の達成は重要項目ですが、そのために人を管理し消費するのではなく、
一人一人のアイデアや人間性を尊重することで成果を出す。
逆に、そうでなくては成果が出せない世の中になっていくということです。
まとめ
自分たちの組織はどうでしょうか?
もし、時代遅れのマネジメントをしているというのであれば、
そのマネジメントの仕方はおかしいということを伝えていかなくてはいけないでしょう。
自分が意見しにくい。管理されていると感じているのであれば、誰か一人でも良いので味方を見つけ、
自分らしく入れる方法を探ってみるのも必要かもしれません。
組織を変えるのはなかなか難しいです。
しかし、それが成果につながるのであれば、変えない理由はないはずです。
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