おはようございます!なべっちです
全日本柔道連盟が全国小学生学年別の大会を今年から廃止することにしたそうです。
大きい理由は「行きすぎた勝利至上主義が散見される」ということ。
一見、極端な判断ではないか?大会目指していた子はどうするんだ!のような反対意見もありそうですが、プロの視点から見るとそんなに単純なことではないようで、スポーツ界にとってもない方が良いみたいです。
海外ではもう当たり前のことのようで、ない方が多くの選手の成長にも有益な様子。
元陸上選手の為末選手なども廃止には賛成のポジション。
僕も現状では全国大会をなくす方が良いのかなと思いました。
理由は学業と同じで、選抜という意識が、選手の可能性を奪うからです。
学業も一定期間でランク分けして、その時期である程度できている人が、更に良い教育を受けることが出来ます。
選抜思想もそうで、レギュラーや代表に選ばれた人は多くの機会を与えられるが、それ以外の人は機会も与えられず、諦めてしまう人もいるでしょう。
特にスポーツは勝ち負けだから仕方ないと思うかもしれませんが、廃止に賛成の人も、勝負であることなどを否定しているわけではありません。
また、小学生の頃から全国大会があると、例えば柔道であれば、柔道に専念するしかなくなり、スポーツの幅が狭まります。
科学的にも、大成した選手は他のスポーツも経験しながら最終的に、そのスポーツを選んだ選手の方が多いです。
また、為末さんは小学生のスポーツは大人の同じ競技とは似て非なるものなので、子供の競技に最適化すると、返って大人になった時にその最適化が合わなくなり活躍できなくなるとも話していました。
この視点はプロでないとわからない視点ですね
唯一デメリットがあるとしたら、スポーツマンガは全国大会が盛り上がるということ!
全国大会が廃止されても試合はできるし上達を望むことは出来ます。
力への意志があるからです。
ただ手段ではあるので、人の価値観や環境、考え方が変われば大会はあっても良いのかもしれません。
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