動詞を切り離して、目的物だけを抽象化することは、極めて難しい。
幻惑の死と使途 (講談社文庫, 2000)/森博嗣
名詞は言葉の中で、格段に高レベルな概念なんだ。名詞の概念を理解するためには、桁違いに高い分解能を有する頭脳が必要になる。
人類だけがそのレベルに到達した。それが偉いとか、高等だといっているんじゃないよ。ただ、分解能が高い、ビットが多い、という意味だ。
色を識別できるのも同じ理由だね。
この高分解能に支えられた人間の思考だけが、名詞を作り出す。
それは、概念を拡張したり、縮小したり、あるいは分解したり、統合したりして、次々に新しい言葉を作り出す。名詞の独立によって、動詞や形容詞は統合され、あるいは分化される。
これが、組織化された言葉だ。人は、ついには、その名詞のために生きることになるんだ
おはようございます!なべっちです。
ロードバイクは車体に大きくメーカー名が入っています。
ギターもヘッドにメーカー名が入っています。
少し前は「supreme」のロゴ入りなんかを着ている人も多かったですが、衣類にもブランド名が入っていることもあります。
よくよく考えると製品に名前を入れていて、それが見た目的にも良くなっているって面白いですね。
ギターもヘッドにロゴ「Fender」だって、創始者の名前ですから、デカデカと名前が入っているわけですが、かっこいいですよね。
概念が名詞には表現されている
ブランド名の入ったものを身につけている人はメンタルが弱いという研究もありますが、それはブランド名が高級であることなどを示しており、虎の威を借る狐ではないですが、何もない自分を特徴づけることができたり、自分も上がったような感覚であったりするからです。
自信がある人はこだわらなかったりしますよね。
ギターなんかはFenderやGibsonという名前には、積み上げられた歴史や、どんな音がするか?どんなプレイスタイルか?といった背景まで想像させたり、自分自身も背負う気持ちがします。
だからこそ、同じようなものでもそのメーカーのものを選んだりします。
名前が直接入っているものもあればAppleのようにリンゴのマークなど、さらに抽象化したものもあります。
さらには、ボッテガヴェネタのように、デザインだけで、ブランドがわかるものもありますね。
自分のアイデンティやステータスを示すものでもあります。
好きなメーカーのものは自分も誇らしくなったりしますよね。
また、メーカーやブランド側にはそのロゴや名前に「責任」「理念」を込めています。
自分の考えに近いブランドやメーカーが好きになります。
今回は、ロードバイクにはデカデカとメーカー名が入っていますが、では無地であったり、何か違うものであってもしっくりこないなと思いました
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