【ニーチェ哲学】ルサンチマン。強者への妬み

ルサンチマンとは LIFE
ルサンチマンとは

我儘ルサンチマン あのベンチは空けておいたよ
巡り合わせってホントにあったねって 笑って

SimPle /Mrs.GREEN APPLE

おはようございます!なべっちです

テストの点数が悪かった時に、もう少し勉強しておけばよかった。と思うのではなく、「勉強ができても意味はない。勉強ばかりしても意味はない。それより今を楽しむ方が大事なんだ」
とか成績上位の人に対し、勉強自体への批判や、人格に対しての批判など、アニメや物語でもみたりすることがあります。
物語でも、お金持ちの人は嫌味に描かれていたりすることもありますよね。

また成功している人をみて、すごいなぁと思うだけでなく、同時にお金がたくさんあっても別に意味はない。とかきっと周りの人とかも傷つけたりしながら、成功したんだろうなとか強いものに対し、何かしらよくない感情を抱いたりします。

ルサンチマンとはこのような妬みや嫉妬のことを言います。

ニーチェの哲学は今でも、生きるのを楽にするヒントがたくさんあると思ってますが、今回はその中でも「ルサンチマン」についてお話ししたいと思います。

ルサンチマンとは弱者が強者へ抱く妬みや嫉妬

先程の例のように、成功している人に対して悪いレッテルを貼ることがあります。
しかしお金はないけど頑張っている。仕事はできないけれど頑張っている人はいい人だ。
容姿はよくないけれど優しい
など弱者に対しては良いイメージを持とうとしませんか?

実際はどちらかというと成功している人は人望があったり、努力をしたり行動したりしているからですし、容姿がいい人もそれだけ努力をしているからですが、強者には妬みを抱きやすいので、その価値や人を弱者は否定し、弱者の価値を守ったり、作ろうとしてしまいます。

では弱者は努力すれば強者のように慣れるか【ニヒリズム】

では頑張ったら弱者も強者のようになれるのでしょうか?
もちろんそうなれる可能性はあります。
しかし、例えば自分もモテるために頑張ろうと憧れの人のように筋トレを頑張って体型が良くなってもモテるようになれず、成功している人と同じようにはうまくいかないことは往々にあります。

嫉妬や妬みもだめ。かといって自分が頑張っても意味はないのか?と思ってしまいますがそうのようなニヒリズムの中でどうやって生きていくのか?というのがニーチェの哲学でもあります。

この辺りはまた超人思想について書くときに触れたいと思います。

ルサンチマンからの脱却

ルサンチマンの克服はどのようにすれば良いでしょうか?

相手への尊敬と、自分の内省が必要だと考えます。そして根底には他者との比較があります。

そもそも、弱いことに対して優しいであったり頑張っているなどの根拠のない良いイメージを持つことに対して「本当にそうか?」といった視点を持ちましょう。

成功している人に対しては素直に尊敬の念を持てると良いでしょう。
もちろん、生まれながらに財を持っていたり、容姿に恵まれていることなどもあります。
ただだからといって、物語のように嫌味な人は少ないはずです。

むしろ余裕があったり十分な教育を受けているので、優しかったり自然と努力をしていることが多いでしょう。

力への憧れはあって良いものです。
妬みや嫉妬していても何も変わりません。
自分が今何ができるか。
自分なんかが頑張っても同じようになれるわけでもないかもしれません。

でもより良い自分になろうとする「力への意志」をもち、相手がどうであれ、取り組んでい苦しかないのです。

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