自然とは整っていなく、純粋でもなく均質でもない。

整理術 片付け LIFE

自然:山や川、草、木など、人間と人間の手の加わったものを除いた、この世のあらゆるもの

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おはようございます!なべっちです!

今回は特に「役に立つ!」というより考え方についてです!

公園の木々を見て綺麗だと感じたり整った部屋を見て綺麗と感じたりすると思いますが、これらは人工的な状態で自然ではありません。

自然な状態とは不均質で散らかった状態

散らかるのは性格が悪いから、片付けできないからでもありません。

自然界でも放っておけば草や花は増えていき散らかっていきます。「エントロピーの増大」という原則もありますが、散らかる状態のことを「均質になる」ともいいます。

普段の使い方とは違うなと思いませんか?

片付けるとは?

片付いている状態というのはランダムでない状態です。
本棚の整理もジャンル分けをしたり、同じ作品を並べるなど、他のものも同じ種類のものを同じところに集め密集させ、何もない空間と綺麗に分けるのではないでしょうか?

そして人はこの状態を「綺麗な状態」だと考えますが、これは「不均質」な状態です。
この「不均質な状態」は人工的なものです。

美しい金属は人間が精製したもので、人工物ですし、木は節目があり、石にも層などがあり、不均質で方向や場所によって脆弱性があります。

同じものは一つもありません。

材料の状態より、出来上がったもの綺麗な刀は均質になった不自然な状態を美しいと評価していたりするのではないでしょうか?

人は自然を「美しい」といいながらも人工的で不均質な状況にしていきます。

整理、整頓して掃除をして人工にしていき「綺麗」なったと評価します。

「綺麗な人」というのは身だしなみ、服装、髪型が整っている状態で寝癖などそのままの状態ではないですよね。これも人工的な状態です。

しかしナチュラルメイクといってあまりにも人工的なものも避けようともしますし、整形して整いすぎると違和感も感じたりするので難しい問題ですね。

まとめ

自然がいいといいながら人は不自然な状態に向かう方向性があること。

片付け整理し不自然な状態にしていきます。

都会は人工物が多く人が集まり、田舎にいき海や山に行くと自然になっていきます。

自然は、散らかった状態で不均質なものです。どっちがいい悪いの話ではないです。

しかし、整った道の方が歩きやすく山や自然、草むらは歩きづらいです。

自然は人間に最適化されていません。

1人で生きていたら、1人で仕事をしていたら部屋は散らかっていても気になりません。1人ならどこに何かあるか把握できますし、合理的で効率的だと思います。

研究者や芸術家は散らかっているイメージありますよね。

しかし片付けるのは誰かと共生をするから、他者の目を意識しているから、また同じ行動、ものを使わなければいけないからかもしれません。

片付けなければいけない。自然が美しいとか無意識で感じるだけでなく、自然とは何か?なぜ片付けるのか、片付けるとはどういうことかなど日常から考えてみても良いのではないでしょうか?

そのままの状態が自然というのであれば、人が変わろうとするのは不自然なことなのかとか、社会というのが人が作った不自然なものであるとするならば、この社会が不自然だからこそ自然なままでは生きるのは難しいのかもしれないなとか考えますね!

そんな片付けるとは何かについて考えさせてくれる本です

コメント

  1. […] […]

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