これから芸事を身に着けようとする人は「ヘタクソなうちは誰にも見せたくない。こっそり練習して、ある程度見られるようになってから披露するほうがいい」と言うが、そういうことを言っている人が最終的にモノになった例えはひとつもない。
まだ未熟な頃から、上手い人に混ざり、バカにされ笑われながら、それでも恥ずかしがらずに頑張っていれば、特別な才能がなくても上達できる。道を踏み外したり、我流に固執することもないだろう。
そのまま努力し続けていれば、そういう態度を馬鹿にしていた人たちを遥かに超えて、達人になっていく。
人間的にも成長し、周囲からの尊敬も得られる。
今は「天下に並ぶ者なし」と言われている人でも、最初は笑われ、けなされ、屈辱を味わった。
それでも学び、その道を一歩一歩進み続けてきたことで、多くの人がその教えを授かることができるようになった。どんな世界でも同じである。
徒然草 第百五十段 能をつかんとする人
こんにちは!なべっちです!
〇〇したいけど自信がないからできない。
〇〇やりたいけど恥ずかしいな!とか行動できないとしょんぼりして、自分を責めたりしてしまうこともあるのではないでしょうか?
僕自身、恥ずかしかったり、怖かったりして何もできませんでした。
失敗が怖い、自信がないからと行動できないのはなぜか?ということについてお伝えします!
行動するのに自信はいらない!落ち込んだりするのも自信が原因!
結論 自信があるからこそ 、他人の評価や失敗が怖くなります
最近僕のブログのアイキャッチが手書きになったのにお気づきの方もいると思います!
元々絵なんか描けなくて、むしろ下手です。
公開している絵は真面目に本気で書いています。
でも下手だと言われても落ち込みませんし、よくあんな絵で公開できるね!?と言われても落ち込みません。
自分でも下手なので受け入れているから「そうなんですよ!」と自信を持っていうことができます!
毎日ブログを更新してますが、例えば誰かに「一向に上手くならないね!」とか「くだらないね!」と言われても別に落ち込みません。
そんなできない自分を受け入れることができているから、Kindleで本も出版しましたし、YouTube動画もアップしたりしています。
きっとこんなので?と思うかもしれません。
下手だから恥ずかしかったり怖さもないです!それを受け止めているから
下手だとかできないと言われて落ち込むのは自分ができると思っていたりするからです
何度もお伝えしていますが完璧思考は心理学的にもほぼいいことはないです。
なぜなら、完璧主義の人はありもしない完璧になろうとして、行動できない人のことで、研究でも先延ばしをすることが多いことがわかっています。
下げるべきはハードルでなく自分の自信やプライド
習慣のことについて書いた時は、ハードルを下げることをお伝えしましたが、何かをするのが怖いということについては自信やプライドを持たないのが良いと思います。
完璧なんて絶対にないですし、それを待っていたらいつまでもできません。
もちろんできなくても良いのですが、歌だったり、YouTubeだったり、ブログも、発信や公開する方が上達も早いと思います。
全て自分に中途半端な自信のせいで失敗や評価への怖さから行動できなかった
サッカーをやっていた時、試合が怖かったです。好きなはずなのに、試合には出たくありませんでした。ボールが来たらミスをするのではないかなど思いボールが回ってこないといいなと考えたりしていましたが、練習試合とかはとても楽しく行っていました。
でも試合に出ないと上達しないし、本当の楽しみは得られないなと思いました。
芝居をやっていた時、エチュード(即興劇)は好きでしたが、台本でやるのが怖かったです。オーディションも本当は自分から受けにいかなきゃいけないのに、「まだまだだから」と養成所内の決まったものしか受けなかったです。
人前で何か演奏するのも「まだ人前で演奏するなんてできないから」とできませんでした。
言葉では「自信がない」と言いながらも、全くないわけでなく、他の人にそれを言われるのが怖かったのです。
セルフコンパッションのクリスティーン・ネフ博士は
「自分を責めるのは先に自分で自分を責めておいた方が、他の人に言われても「それは自分でもうわかってますから言わないで欲しい」という心理。犬がお腹を見せる服従のようなものだとさえ言っていました。
僕は、「口では自信がないから」と言いつつも、どこかで自分を信じている気持ちがあって受け止めきれずに回避をしてしまっていました。
冒頭の徒然草にあるようにまずやって見ること。
ただ傷つきながらではなく最初からプライドみたいなものがなければ辛くなく続けることができます
まとめ:やってみるとやれたこと自体が自信になる。能力でなくやれるという自信がつく
能力に対して自信があると成長も止まりますし、先程のように恐怖心も生まれ行動もできなくなります。
マインドセットのキャロルドゥエック教授の「power of Yet」の講演は有名ですが、「まだ途中」ということです。
完璧はありません。
きっと僕もこの絵が毎日描いていたら少し上手くなるかもしれないですし、ならないかもしれませんし、描くのをやめるかもしれません。
でもやってみて、やれた!という感覚は得れました。
僕にとってはこの感覚がとても嬉しいです。
やりたいけどやれない。それは恥ずかしいからとか上手くないからと思うのであれば、それは自信を持っていて失いたくないから、という気持ちを受け止めてまずやってみましょう!
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