こんにちは!なべっちです
SUPER BEAVER(スーパービーバー)のニューアルバム「アイラブユー」がリリースされました!
今回はアルバムの感想を書いていきたいと思います。
本当は各曲について書こうと思っていたのですが、全体感だけでたくさんになってしまったので曲についてはまたの機会に書きたいと思います。
今回のアルバムも愛に溢れていますが特に感じたのが「今だからこその歌」
普遍的なものを歌うことと今を歌うこと。あまりにも「今」を歌うと時がたち聴けなくなっていきます。
本も名著と言われるものは普遍的なことで最近の本とかも結局同じことを言っていたりしています。
しかし同じようにその時のことを書いた夏目漱石の「こころ」は時代や価値観が変わり始めていた「今」を書くことで価値観は変わるということを抽象的メッセージとして受け取り今も読み継がれています。
このアルバムも同じように今を歌うことでいつまででも聴けるアルバムになったと思います。
Amazonミュージックアンリミテッドでも聴けます!
「今だからこそ歌えること」
学生時代に感じた葛藤を今書いたら「こうだった」と過去形になりますが、その時に書いていれば「今」で後からでは書くことはできないです。
今のことは今しか書けない。今までやってきた活動ができなくなること。それを無視して書くこともやはりできないと思います。
結局僕たちには「今」しかない
どれだけ抽象化しても考えているのは自分ですし、その価値観も生きてきた「今」感じているものでその土台が変われば通用しなくなります。
結局僕たちは「今」しかないしどんなに考えても「今」歌っています。
哲学の歴史を見ても同様で繰り返していますが、どの主張や考えにもまたカウンターがあってと結局結論には至っていなく、今もそれはくり返していると思います。
このアルバムからはそんなことを考えさせてくれます。
収録曲はこの11曲 限定盤はCD+Blu-ray DVDでライブ映像が観れます!
1 今夜だけ
2 ハイライト
3 突破口
4 mob
5 自慢になりたい
6 パラドックス
7 アイラブユー
8 予感
9 時代
10 ひとりで生きていたならば
11 さよなら絶望
シンプルについて考える
ただそれだけなのかもしれない
アイラブユー/SUPER BEAVER
音数も多いわけでなく、どちらかというとストレートで言葉もシンプルです。
各パートのフレーズや音がこれ以外ないんじゃないかという感じです!
そこから感じたのはシンプルとは本質だということ
このシンプルは「ただない」「無駄がない」ではなく言ってみれば「シンプルがある→本質である」ということ
その言葉、例えば表題の「アイラブユー」愛を伝える言葉はたくさんありますし、いろんな言葉やたくさん伝えることはできると思いますが、この「アイラブユー」に込められているというと陳腐ですが、まるで圧縮されたデータファイルでたくさんの情報が入っている「アイラブユー」
どの情報を使うか、受け取るかはそれぞれですし、それも自由ですし、その自由さや許容感がロックだと感じます。
今回のコロナで、できることも制限がかかり、今まであったいろんな「無駄」がなくなった世の中でもあります。
その無駄には価値があった「無駄」もあったと思います。
その削ぎ落とされた世界で生まれた時間を使ってできた今作は本質的な作品で今を歌ったけども普遍的なものになったとも言えるのではないでしょうか?
「アイラブユーが歌いたい」
「アイラブユーが歌いたい」 歌えばいいじゃん?と思いますが、今その声の届け方が変わりました。
ライブもできないため配信でのライブなど無観客でのライブをやるアーティストも多くなりました
ライブと配信で違うのは双方向でないということ
今回のコロナで、普段ライブに行けない、行かないアーティスト
部屋で歌っていても声は届かない
歌詞にもあるように「とにかく届けばいい」「必要なのは想う気持ち 想像力」 「想われてる 実感」
コーラスが素敵
コーラスの入り方とか雰囲気が素敵!聞いて響くのはもちろん、自分でも伝えたくなる、歌いたくなる、共感できるように入っていて感動しました
現実に立ち向かう勇気をもらえるアルバム
このアルバムで勇気をもらって、それぞれが抱える現実に立ち向かい生きていく元気をもらえるアルバムです!
最後の曲は「さよなら絶望」という曲ですが、彼らが一度メジャーからインディーズ、今回メジャーに戻ってきたこととも重なる曲ですが、「何のための爆音だ」「抗ってやろうぜ」という歌詞にもあるようにこのアルバムは僕たちがいろんなことを絶望とすら感じないように進むための元気をくれます!
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