【ACT入門シリーズ】自尊心とは事実ではない。自尊心は必要ない【無限に続く戦いをやめる】

自己肯定感や自尊心を高める必要はない LIFE

僕が僕であるために勝ち続けなければならない

尾崎豊

こんにちは!なべっちです!

自分自身のことを考えた時、全く嫌悪感を持たない人も少ないのではないでしょうか?

少なくとも僕は自分のことを考えるとできていないこと、性格、容姿など全て嫌悪感を抱いてしまうのでいまだに鏡を見ることすら苦手です。

自分に対しての否定的な思考や感情に対し、いいイメージを持とうとしたり、自分のいいところにも目を向けようとするのは逆効果ということもわかりました。

自尊心を高める戦いというのはキリがなく、少してを緩めた瞬間に自己否定が待っています。その不毛な戦いをし続ける覚悟があるのであれば良いですがそれができるのであれば辛くなっていないのではないでしょうか?

今回はそもそも自尊心とは何か?自分であることをよしとすることを第3世代の認知行動療法ACT(アクセプタンスコミットセラピー)を元に書きたいと思います。

誰もが自分に対し嫌悪感を持っている

数千人に自分について最もきにくなわないことは何かと聞いた時の結果で多かった回答によると以下のような回答が多かったそうです。

・私はあまりにも内気で心配性で愛に飢えていて傷つきやすく受け身だ
・私は間抜けで、愚かでだらしがない
・私は太っていて醜く、不健康で怠け者だ
・私は自分勝手で批判的で、傲慢で空虚だ
・私は手厳しくて怒りっぽく、欲張りで攻撃的で不快な人間だ
・私は人より劣っており、不出来な負け犬だ
・私は退屈で鈍く、ありきたりでクソ真面目で、やる気がなく無口だ

これは一例でしかなく誰もが自分に対し独自の嫌悪感を持っています。

どんなに挑戦しても、成功しても「思考する自己」は自分についての気に食わない点や不十分なことを見つけてくるようにできています。

なぜなら本来の人の生活は部族内の他のメンバーと比較し、拒否されないように生き延びてきました。自分の弱みにも気づき成長することで長生きもできるようになってきました。

現代社会では「生き抜くだけ」ではなく、多様な関係性やスキルが必要になるため足りない部分を指摘するための能力が、「自分は無能で価値もなく愛される価値もないような人間」だと必要以上に考え結論づけてしまうことがデメリットになります。

自尊心とは何か?

自分がどんな人間何ついての自分の意見のことです。

自尊心が高いという状態は自分について肯定的な意見を持っており低いというのは否定的な意見を持っているということです。

大事なことは自尊心とは事実ではないということです。

一つの意見でしかありません。

その自分の意見を正しいと言えるほど自分はすごいのでしょうか?

いや、「自分のことは自分が1番知っている」というかもしれませんが、自分のことをよく知っているのであれば、自分をコントロールしどんなことも成し遂げることができているでしょう。

自分に対してのネガティブな意見だけを採用しているのは、逆説的に自分の意見を信じれる自信過剰な人か、自分を否定することによって、自分の未熟を知っているから、他の人はわざわざ言わなくても良いですよ。という先手を打った逃げという狡猾な人かもしれません。

じゃあ自分に対していい評価をすれば良いの?

必ずしもそうとは言えないですし、いい評価をしようとしても目につくのは欠点の方が多くなってしまうのではないでしょうか?

それができれば苦労しないですよね。

考えていただきたいのは意見であること。言葉以上のものではなく、価値判断で事実の描写ではなく「思考する自己」が作り出した人物像に過ぎません。

例えば、僕が「〇〇は素晴らしいアーティストだ!」というのは意見であり、価値判断でしかなくそうは思わないという人もいると思います。

いい評価をしようとしたり、イメージし言いきかせようとするほど疲弊する

良くある方法としては自分のいいところを見つけたり、自分に言い聞かせるなどですが、これらの方法には欠点があります。

「思考する自己」を説得し、自分をいい人間だと言えるように理由づけや正当化、交渉をしていく方法では、自分のいい面を振り返り、仕事で貢献できていること、筋トレしていること、優しくできたこと、食事を気をつけていることなどいい面を見つけ再評価しようとすると思います。

これで信じることができればいいですが、それを信じれればいいですし、また1番の問題点はそれを証明し続けなければならないということです。

肯定するために良い行動をし続けなくてはならず、それでもなお生まれる「自分は不十分」といった考えを否定し続けなければならず多くの時間と労力が必要です。

ポジティブとネガティブな思考と感情をいくら闘わせても無限にその感情や思考は出てきます。自分が正当化することをやめたり手を緩めた瞬間、ネガティブな思考や感情に支配されてしまうでしょう。

またアファメーションと呼ばれる、自分に言い聞かせるのは逆にネガティブな反応を引き寄せることがわかっています。ポジティブな言葉を連想し言い聞かせるほど、そんなことないという思いが強くなります。

いろんな材料を集めることが戦い大きくし、疲弊していくことになります。

アクションプラン

「思考する自己」が価値判断をすることを止めることはできませんが、あるがままに、単なる言葉として、見ることができ、通り過ぎる車のようにやり過ごすことができます。

また方法についてはお伝えしていきますが、簡単な方法としては脱フュージョンという方法が有効です。脱フュージョンとは、ドラゴンボールでも出てくる「フュージョン」は合体すると思うのですが、ここでは脱フュージョンなので、ネガティブな思考と行動などを分離させることです。「自分はだめだ」という思考があると自分にとって絶対的な考えに思えてしまうことから距離をとるテクニックです

簡単な方法は「自分自身はダメだという考えを持っている」ということです

「私は〇〇だという考えを持っている」という形にして言ってみるだけで効果があります。

脱フュージョンについてはまたお伝えしていきたいとおもいます。

今回のまとめとしては、自尊心は豊かな人生を送るために必要ではなく、大事なのは自分の価値とつながり、それに従って行動するということです。

自尊心を保つための努力を続けると自分の価値から遠ざかっていきます。

自分を受け止めていくACTについてまなんでいくことで実際に楽になることができました。

コメント

  1. […] […]

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