【アドラー心理学】健全な劣等感の使い方!

アドラー心理学 劣等コンプレックス 心理学
アドラー心理学劣等感と劣等コンプレックス

ふがいない夜こそ本当は出口だ

ふがいない夜こそ/SUPER  BEAVER

おはようございます!なべっちです!

自分は何もできない。
人より劣っている。
自分に価値はない。
あの人はすごいな。
自分なんかが努力してもどうせできない。今までもそうだったし。

など落ち込んだり、辛い気持ちになったり、行動できないことはありませんか?

僕も何をしても、自分は劣っているという気持ちや無力感で辛くなったり、それを理由に行動できませんでした。今もその気持ちは変わりませんが健全な劣等感について考え行動につなげることができています。もちろん人と比べたら全然です。それはわかっています。でも自分の無力さを理由に落ち込んだりせず有効に活用できるようになります。

今回は健全な劣等感を持ち自分を変える行動に繋げれるための方法をお伝えしたいと思います。

劣等感は人生に立ち向かう力を生み出す/アルフレッド・アドラー

冒頭のように、自分の無力さを行動できなかったり落ち込んだりするのは「劣等感」ではなく「劣等コンプレックス」と言います。

・劣等感:理想の自分と現実の自分のギャップ
・劣等コンプレックス:自分は他人より劣っているなどなど劣等感を理由にして目の前の課題から逃げること

アドラーは身体的なハンディキャップを持つ人はそこから生じるマイナスを何かで補填しようと努力したりするのに気づいたことや自分自身も病弱だったことから劣等感の持つ力について考えたことから精神医学に興味を持ちました。

健全な劣等感を持てていれば他者との関係でなく、自分の課題として劣等感を捉え行動することができます。

優越性の追求

今よりも優れた存在になりたいというのは人間の普遍的な欲求であり「優越性の追求」と言います。
しかし劣等コンプレックスをもっているとこの欲求が阻害されていきます。

劣等コンプレックスの特徴

「AだからBができない」「Aではないから、Bできない」というのは劣等コンプレックスからくるものです。

・学歴がないから出世できない
・イケメンじゃないからモテない
・貧しいから何もできない
・人見知りだから話すのが苦手

これらは全て劣等コンプレックスです

見かけの因果律と人生の嘘

劣等コンプレックスを持っている人は、BをできないことをAだからというのを言い訳や口実にします。
先程の理由は見てわかるように実際には因果関係はありません。

例えば学歴がないから出世できないというのは実際には学歴に関係なく活躍している人はたくさんいます

これを「見かけの因果律」「人生の嘘」と言います。

劣等コンプレックスを抱えている人はそれを伝えても「そんなこといっても自分にはできない」と諦めさえします。

僕も「あの人はすごいな。自分にはできない」とかそんなことばかり考えていました。

劣等コンプレックスを持つ人は「しないこと・できないこと」の言い訳を見つける達人です。

この嘘の理由から現実の課題から目を背けていきます。

「人生の嘘」とも言いましたがこれは本人もその理由を必要としているということでもあります。

有名な赤面症の女性の話では「赤面症が治ったら好きな男性に告白したい」と言い「赤面症だから付き合えない」と思い込みます。

「付き合えないのはこの赤面症があるからだ」

と思うことで勇気を振り絞って告白しないですみますし、たとえ振られたら「赤面症」のせいにすることができ「赤面症がなれば自分もできる」と可能性の中に生きることができます。

まとめ:劣等感は建設的に補填するしかない

正しい劣等感とは理想の自分と現在の自分のギャップです。

それに苦しむことでもありません。

他者と比較して自分が劣っていると思うことではなく、

自分が理想とする状況でないのなら、もっと勉強しよう、もっと努力をしようなど今できること、建設的な努力をするしかありません。

頑張ってもすぐに結果が出るわけはないですが、
それでも「まだ途中」人は変われるという信念を持ち行動していくことしかありません。

何もしなければ何も変わらず、自分を責める理由を見つけてそのままでしょう。

それでもいいと思いますが、「自分で選択している」という意識を持つことが大事です。

何もしないのも「自分で選択している」からこそ変えることができます。

「何かのせい」ではないから自分の人生なのです!

健全な劣等感こそがあらゆる進歩の原動力になります!

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