【社会規範と市場規範】お金よりプレゼントの方が良い

市場規範と社会規範 雑記
市場規範と社会規範

おはようございます!なべっちです。

仕事では頑張りに応じてインセンティブや賞与でお金に反映されることが多いと思います。
友人や大事な人の祝い事ではお金より、プレゼントを渡すことが多いかとおもいます。

プレゼントにおいても経済的な合理性に基づいて考えると、お金であげた方が、有効だと考えられますし、あまりにも興味のないものをもらった時には、お金でくれた方が嬉しいのに。。。ともしかしたら考えることもあるかもしれません。

会社においてもやる気を引きだすには、給与やボーナスなど金銭面より有休やプレゼントの方が効果的であったり、好きでやっていたことに報酬を与えるとやらなくなるなどのアンダーマイニング効果についても一膳お話ししました。
今回は人間は合理的に考えることもできるのに、不合理な選択の方に満足度を覚えることについてお話ししたいともいます。

お金が絡まない方が熱心にできる

実験では、モニターの左側に円、右側に四角が表示され、円を四角までドラッグするという退屈な課題をできるだけ多くやると設定しました。
一部の参加者には参加前に5ドル。
一部の参加者にははるかに少なく50セント。
3つ目のグループにはお金の話をせずに力を貸して欲しいとお願いをしました。
結果、5ドルを受け取った人は平均159個。
50セントのグループは平均101個
無償のグループは168個
と1番多い結果になりました。
つまりお金の力より、お金の絡まない社会規範の力の方が強かったということです。

こういった事例や研究は枚挙に暇がありません。

これがお金でなくプレゼントにすると、無償のグループと同じほどの結果でこの報酬がゴディバのチョコだろうが、スニッカーズのチョコだろうがほとんど影響はありませんでした。

ただプレゼントの金額を伝えると金額を提示したのと同じ結果になってしまいました。

トラックからソファーを下すのを、道ゆく人にお願いするときも、人々は無償でも喜んで手伝い、相応の金額であっても喜んで手伝ってくれました。

しかし、少額の謝礼にすると立ち去ってしまうことが多くなってしまいました。

プレゼントも効果がありちょっとしたものでも人々は手伝ってくれますが、いくら分のプレゼントと提示すると去ってしまいます。

僕たちは価値を金額で伝えようとしますが、それは良い結果をもたらさないということです。
広告でも「いくら相当のプレゼント」と提示されていると、それが高額であれば魅力に感じますが、大した金額でなければ、そんなものならいいや!となるはずです。
仕事や頼まれごとでも、このプロジェクト参加する人!と呼びかけたら、興味があれば集まるかもしれませんが、金額が提示されると、それが労力に見合わなければ、抵抗が生まれる可能性も高くなります。

Googleなども、職場の福利厚生などに力を入れて要る理由もわかりますね。
そのほうが熱心になり、同じビジョンに向け取り組めるからです。

何かお願い事をするときには謝礼ではなく、プレゼントかお礼の言葉にしておいた方が良さそうですね!

今回はこちらの本を参考にしましたので、詳しく知りたい方はぜひ

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