一貫性論争 人の行動は状況を通じて一貫性があるのか?

個性 心理学
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おはようございます!なべっちです。

ある人は一貫した行動を取るのか?というのがパーソナリティを研究する上での前提で重要なことになってきます。

その前提に対し1968年にMiscehl,Wは社会的学習論に基づいた状況論の立場でパーソナリティの通状況的一貫性への批判を行いました。
1 行動には状況を超えた一貫性があるか?
2 行動の規定因は人に求められるのか?状況に求められるのか?
3 性格検査などの測定結果をもトニした行動予測の有用性があるのか?
4 人間特性には内実な実在性があるのか?

これらの批判から一貫性論争が起きました

状況論とは?

状況論とは、人間が行動を決定する際は個人の人格という変数よりも、状況の変数が大きな役割を持つという考え方です。

相互作用論とは?

個人の内的要因と状況の外的要因の相互作用による影響を重視する考え方です。

1 内的要因と外的要因は一方的に行動に影響を与えるものではなく、双方向的で、連続的な相互作用によって影響を与える
2 個人は環境へ積極医的に働きかけ環境を作り上げる存在である
3 人の側から相互作用を見ると、行動を決定する際の主な決定因は感情よりも認知である面が強い
4 状況の側から相互作用を見ると、状況が個人にとって、どのような意味があるのか?が重要

人も状況も感情、行動に影響を与えるという考え方です。

特定のコンテクストにおいて首尾一貫性がある

人の行動は変化し場所ごとに不規則です。
内向的な人も好きなことは楽しく話したり、家では多弁だったり、ライブなど外交的な行動をおこなったりします。
しかしワシントン大学の正田氏の研究によると、その人の特定のコンテクストでは首尾一貫性があることがわかりました。
例えば運転するときに、注意深く、丁寧な運転をする人は次の日も同じように安全運転をするでしょう。
しかし他のことでは注意深いかどうかはわかりません。

正直者も、カンニングするし、カンニングするけど嘘はつかない人もいますし、同じ人でも状況によって違います。

人や自分を決めつけない

ジャイアンは映画だといい人だなんて話も、状況がそうさせているだけかもしれませんし本人は何かが変わっているわけではありません。

この人はこうだからこうだろう。というのは当てはまらないですし、自分も決めつけない方が可能性を持てるのではないでしょうか?

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