たとえば、人間は呼吸しなければ生きられないが、呼吸するものすべてが人間の歴史とは無関係だ。呼吸をしていることが、生きていることと同義ではないという意味だ。しかし、毎日何をしているのか、と問われれば、呼吸をしていると答えるより、他にない
笑わない数学者/森博嗣
生きること。それは日々を告白するだろう
尾崎豊
タイトルの言葉は尾崎豊の「放熱の証」に記載をされている言葉であり、お墓にも刻まれている言葉です。
日々を告白する。つまりアウトプットしていくことだと思います。
アウトプットをしていくということの大事さは樺沢さんの「アウトプット大全」がベストセラーになっているので理解もしていると思います。
今日は僕もアウトプットについて思ったことについて書きたいと思います。
アウトプットが人生を変える【体験談】
この辺りの話はいろんな本で書かれているので今更だとお思いますが、僕自身、インプットはずっとしてきていましたがそれだけでは変わらないなと思いました。
家庭環境により、小学校とかも通えない時期だったりとか、大学も行きたくてもいけなかったので、自分は何も知らない、何もできないといった焦燥感などから、いろんなことを知りたい、知らなきゃ!といった焦りのような気持ちがあったのでインプットはしてきました。
インプットをして何か変わったような気持ちや感動があったとしても行動が変わらなければ何も変わりませんでした
ただ意識しなくても、あの本と出会えて変わることができた感覚や、意思決定などにも影響を受けたと思っているので、無駄ではないと思っていますがアウトプットを意識するだけで、自分への満足度も変わったなと思っています。
成長を加速させるにはやはりアウトプット、じゃあどうする?などのアクションプランに紐づけて何か行動だったり、実際に伝えたりすることが大事だと感じました。
アウトプットすると記憶にも残る
本を読んだりすると、その時は感動だったり気づきを得ることができますが、しばらくするとすっかり忘れてしまうことはありませんか?
これはその人の記憶力の問題ではなくアウトプットしたかどうかです。
・本を読み終わった後に、その本について誰かに話す。
・自分にとってどういう本だったか一言に要約する
この2つだけでもだいぶ違います。
この本ってどんな本?と本のタイトルを見たときに、○○について書かれた本で、要するにこういうことだよ!と自分で答えることができればいいと思います。
なんとなくわかるというのはわかっていないのと同じです。人や自分に説明ができる状態をアウトプットがないと自分の世界で完結してしまうため必要性もなくなってしまします。
説明できる形にすることで記憶に残っていきます。
自分と同じ悩みは誰かも持っている
ボディメイクについて自分が実践したことを同じ悩みを持つ人に伝えていきました。
なぜならダイエットしたい!という人はたくさんいたからです。
伝えていくとダイエットについての知識が自分にも定着したり、聞かれたこととかがまた調べるきっかけになったりすることで深まりました。
人に話していくことで詳しい人になる
ホリエモンも自分にタグづけをしろといった話をしていると思います。
ダイエットについて話していると、それについて詳しい人となっていきます。
そうすると、その周りの方からもダイエットについて聞かれるようになりました。
そして元々特別ではなく、普通だったからこそ、変われるんだという説得力にもなったと思います。
続けていくことで自信になる
自信がないのは何もしてきていないからです。ただ何かアウトプットしてきたことがあると、自信になります。自分を肯定する自信はなくても自分にもできるのではないかといった効力感は身につくと思います。
何かを続けることができたのは、目的に合わせ正しい手段を続けていけばたどり着けるということです
アウトプットの割合を上げていく
今まではインプット9、アウトプット1だったかもしれません。
もちろんインプットなくしてアウトプットはないですが、インプットをした中からアウトプットをしていたら、自分というフィルターを通して劣化しているだけに過ぎないかもしれません。
今はインプット4アウトプット6ぐらいにはできているかなと思います。
樺沢さんはインプット3、アウトプット7が良いと提唱しています。
インプットよりアウトプットが多くなったときに、その差こそが「価値」生み出したということなんだと思います。
■【もっとも面白い質問】毎日、何をしていますか?
「博士は、今は、毎日何をなさっていらっしゃるのですか?」
笑わない数学者/森博嗣
『面白い質問だ。今までで一番面白い質問だ。西之園のお嬢さん。一つ質問しても良いかね?君は毎日何をしている?』
「はい、ええ、私は大学生ですから、その、大学に行って…」
『質問のおかしさがわかったようだね』
これは森博嗣の小説「笑わない数学者」に出てきたやりとりです。読んだのは10年以上前ですが、いまだに印象に残っています。
天才博士が「何をしている」というのは些末なことで何を考えているのかといったことが大事なのではないかということを説いています。
ただ山奥で、すごい発明や何かを変えるようなことを考えついたとしても、自分にとっては価値があるかもしれませんが、世界に影響を与えるには、話したり、書いたり、そして行動しないことには意味がないと言えます。
博士の言うとおり、何をしているか?と問われても「息をしている」としても頭ではいろんなことを考えたり、悩んだりしています。それにもとても価値があります。
ただアウトプットをしなければ何も変わらないかもしれません。
あなたは毎日何をしていますか?
行動なのか、考えていることなのか。それを自信を持って言える状態でありたいです!
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