こんにちは!なべっちです!
エニアグラムとか性格診断的なのはたくさんありますが、ほとんどが「占い」と同じ程度なもので何の根拠もありません。
人のパーソナリティについてもっとも信頼性があり役立つものとされているのは「特性5因子(ビッグファイブ)」タイプ別に分けるのではなくそれぞれの特性は尺度(評定)で表すことができ連続体のどこに位置するかであるということです。
研究の歴史や細かい研究過程や素環についてなども面白いのですが今回はある人がどのように行動するかを予測する研究について少し書きたいと思います。
評定も記載しますが各特性についてはまた今度その人の人生に度々同じようなイベントが起こるのは結論から言えばその状況による状況選択の一貫性とそれによる状況喚起によるものです。
状況喚起とは自分が誘発した他者からの反応が自分のすでに持っている傾向を持続させたり、誇張させたりすることです
パーソナリティとは?
同じ状況でも異なる結果になるのは個々が持っているパーソナリティによるものでその人の生まれつき備わっている何かであり、何らかの出来事に直面したときにその人特有の選択、モチベーション、反応、障害に因果関係をもつもの
人生で繰り返されるいくつかのパターン「その人らしいね」の正体
上司と対立する人は、職場が変わっても対立することが多く、恋愛関係も相手が違えど同じパターンになったり。何か新しいものに熱中してもしばらくすると他のものに熱中したり。
人生の大きな局面でとる行動は、一貫した傾向をもちうまく行く時や、失敗を繰り返すのも同じようなことではないでしょうか?
もっと身近な場面、買い物や、朝の準備、家のインテリアや休み時間のすごしかたやちょっとした交流での行動が同じようなパターンが見受けられるのではないでしょうか?
「その人らしい」の正体は今まで観測してきた今までの行動から、今後や他の状況でその人の取る行動が予測できるからで、例えばドラゴンボールの悟空は強い敵が出てきたら「ワクワクすっぞ」と戦いを挑むと思いますし、挑まなかったらどうしたんだろう!?って思いますしその人らしくない。と思うのではないでしょうか?
先ほどの見出しを書き換えるとパーソナリティとはその人物の神経システムがどのように配線されているかを語る方法であり、様々な状況でどのように行動するかをある程度まで予測するもの。
近年の技術により脳の診断ができるようになり、個人間の脳の構造、機能の違いや、遺伝子、進化論の研究が進んだことからこのパーソナリティ研究の信頼度も増すことになりました。
特性は連続体である
5つの特性は誰もが持っていて、身長のようなものです。人と人との違いは身長、体重などの大きさが違うということ
ニューカッスル・パーソナリティ評定尺度
もっとも簡単な質問項目に落とし込んだ検査方法です。
1:知らない人とすぐ会話できる
2:人が快適で幸せかどうか気になる
3:絵画などの制作、著述、音楽を作る
4:かなり前から準備する
5:落ち込んだり憂鬱になったりする
6:パーティや社交イベントを企画する
7:人を侮辱する
8:哲学的、精神的な問題を考える
9:物事の整理ができない
10:ストレスを感じたり不安になったりする
11:難しい言葉を使う
12:他の人の気持ちを思いやる
評価の仕方
7と9以外は極めて当てはまらないを「1」どちらでもないを「3」極めて当てはまるを「5」で5段階で評価してください。
7と9だけ逆の点数にしてください。
この後計算をしてください
次元 計算
外向性 質問1+6
神経質傾向 質問5+10
誠実性 質問4+9
調和性 質問2+7+12
開放性 質問3+8+11
ースコアの見方
・外向性、神経質傾向、誠実性4点までは低
9、10は高
・調和性
男性9以下低
14、15高い
女性11以下は低く
15は高い
・開放性8以下は低い
13、14、15高
もう少し詳しくやっていたいみたい方はこちら
https://ipip.ori.org/英語で難しいですが。。
遺伝が半分だけど変えらることもある
特性は遺伝の部分が大きいですが神経質傾向は改善をすることもできます!
5大因子は尺度なので、あるなしではないので環境であったり取り組みでも変化があります。
自分のことを知りどう活かすかが大事であり、繰り返されるパターンを変えることができたのであれば人生を変えるとも言えるかもしれませんね!
参考
こちらの本がとてもわかりやすかったです!
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