【抽象思考】忘れることも本質に近く手段である

具体と抽象 LIFE

こんにちは!なべっちです!

人はいろんなことを忘れると思います。忘れたくない。忘れないようにしますがもちろんやらなきゃいけないことは忘れないようにしなくてはいけないでしょう。

でもその忘れることができるのも人間の能力で、コンピュータより優れているところと言えると思います

今日は、忘れることは抽象化の一つでもあるということについてお話しします!

こうやって書けているのも、忘れたからこそ書けるのです!

なんとなくこうだった気がする

例えばアニメや本を読んで心に残った時、何があったか思い出そうとした時

「感動した!なんていってたっけな。
よく思い出せないけれど、他の人に比べて才能も特徴もないんだけど、誰よりも努力してすごい人に勝ったんだよ!努力に近道はないんだな。積み上げたものは必ず成果につながるし、効率の良い努力とか考えて何もしないより、まずやっていくことが大事なんだなって思った!」
といったりします。

これは具体的には何も覚えてないですし、これを聞いてもなにをしていて、誰に勝ってそもそも主人公が誰かもわからないと思いますが「積み上げていくことが結果に繋がり、まずやることの大切さ」が自分にとって大切だったということです。

印象だけ覚えていて抽象化できている状態と言えます。
自分が何を感じてどんなイメージだったか。何が大切だったのか。

具体的な部分にこだわると、装飾的なものにとらわれ自分にとって何が大切だったかがわからなくなります。

何か読んだり聞いた時に必死に覚えようと言われたことをそのまま覚えようとしますが、忘れたとしてもそこからどんなところが良かったのか掘り下げるのもいいと思います。

もう少し積極的にするのであれば、読み終わった後に要約したり、自分にとってどんなものだったかをまとめると本質的なものに近くと思います。

そもそも具体と抽象とは?

日常ではもっと具体的にしろとか、具体的でないとわからないなど、言われたりして抽象的の地位が低く見積もられる場合がありますが、

「具体的にして」としか考えられない人は思考停止しているとも言えますし、そういったことはAIや他の技術などにて処理が置き換わっていくものでしょう。

抽象と具体の行き来ができることが大事です。発想や問題解決には抽象的に考えることが大事です。

以前ベストセラーになった「メモの魔力」でも事実から抽象化する肯定がありました。

ただ抽象が全てにおいて上位というわけではなく行き来をできることが必要です。

抽象だけでは解決もできませんし、具体だけでも転用や発展はできません

具体とは

  1. 直接目に見える
  2. 「実体」と直結している
  3. 一つ一つ個別対応
  4. 解釈の自由度が低い
  5. 応用が利かない
  6. 「実務家」の世界

抽象とは

  1. 直接目に見えない
  2. 「実体」とは一見乖離
  3. 分類としてまとめて対応
  4. 解釈の自由度が高い
  5. 応用が効く
  6. 「学者」の世界

数字の発明

「具体的な数字で示して!」ということも聞いたりすることもあると思いますが

抽象化の偉大な発明の一つが数字や言葉でしょう。

「1」とか「2」は目に見えるわけではないです。

またサバとかシャケとかを「魚」として呼ぶことができるのも抽象化です。

デフォルメ

1つの事象を抜き出すことができます。

「社会人」とか「明るい」とか属性や特徴で抽出したりできます。

例えば僕のことを説明する時に、具体的に目に見える形で伝えれるかといったら

エピソードなどで具体例を出すことはできるかもしれないですがだからどんな人かという理解をするには

だから何?が必要になります。逆に履歴書でPRするときも「好奇心があります」それを示すために具体例を添えたりするでしょう。

抽象化ができないと人に伝えるのはとても難しくなります

物理的なものを精神的なものに置き換えることができる

たとえば「ボールを投げる」「仕事を投げる」

物理的、具体的な経験を感情や論理に応用させて考えることができます。

ー法則性やパターン化

数字や言葉もそうですが、共通の特徴を持って共通化、グループとして捉えることができます。

同じとみなすことによって学びを他の場面で活かすことができます。

相手の感情を理解できるのも、表情からパターン化しているからです。

例え話

人に理解してもらうために同じ構造を持つ、相手の身近なものに置き換えて説明することがあると思います。

これも共通点を使った抽象化でしょう

相対的

抽象は絶対的でなく相対的なので、これが行き来するということでもあると思います。

「おにぎり」は「シャケのおにぎり」に対して抽象的と言えますが、「食べ物」ということを考えると具体的になります

これは目的と手段の階層もそうですね

本質的

抽象度について理解がないと例えば社長から仕事の対応策がよく変わるといった時、(本当に気まぐれの時もあるかもしれませんが)

具体レベルで考えると社員は、心変わりやコロコロ変わるなといった評価をするかもしれませんが、

社長は方針が一貫しており、状況により最善の策を指示しているに過ぎないかもしれません。

これも今は変化の多い時代ですから、具体的にしか捉えられない人は苦労するでしょう。

自由度

会社のビジョンや理念も抽象度は高めのものが多いと思います。

「解釈の自由度が高い」といえだからこそ、一つの理念から様々な事業に展開できると言えます。

自由度の高さは、具体的にしか考えれない人からしたら「だからよくわかならなくて困る」「で、どうすればいいの?」

という否定的な解釈になりますが抽象的に考えれれば「だからこそ様々な発想につながるし、自分なりの考えも持てる」と考えれます

まとめ

このまとめも抽象化でしょう。

なんとなくもう忘れていると思います。

では何が大切だったか?を考えるのが抽象化です。

人によっては「具体と抽象を使い分ける」だったり「忘れることで何が大切だったかが残る」とかでもいいと思います!

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