【心理学】クリーンファイトをする方法【サスティナブルも落とし穴?】

【心理学】クリーンファイトをする方法【サスティナブルも落とし穴?】 LIFE

こんにちは!なべっちです。

半沢直樹でもそうでしたが、リーダー的なポジションにある人が不正を働いてしまうと言うことがあると思いますが、その人たちが元々不正をするような人だったかというと心理学的には、そういう人もいますが,持って生まれた性質だけでなく、心理的な要素と、社会的な要素が、くみ合わさった結果起こると言われています。

今まで社会的意義のある活動をしてきた人、自分が誠実だと思う人、地位が高い人程不正を働く確率は高くなるモラル・ライセンシング(モラルライセンス)について以前もお伝えしましたが、再度まとめたいと思います。

要因1:倫理的に良いことをしたと思うと、非倫理的なことをしやすくなる「モラル・ライセンシング」【サスティナブルの落とし穴】

これは以前、ダイエットが失敗する理由としてもお伝えしましたが、良い行いをしたと感じた時、人は非倫理的な行動を取りやすくなります。

ビジネスにおいては、寛大な行動をとったことを思い出したリーダーは、会社が規制遵守のために必要な「コストがかかるけれども重要な変革」を承認するのに、消極的になるという実験や、環境に優しい選択をする人は、ゲームでズルをする可能性が高いという結果が出ました。

今、サスティナブルなど各企業も、利益だけでなく道徳的なことも求められる時代ですが、自分が道徳的だと思うほどモラルライセンス(倫理的許諾)が起きやすくなるのです。

過去に社会的責任について認められたことがあるCEOは不祥事を起こす確率が高くなることもわかっています。

過去にとった良い行動や評価などから倫理的に信任されている人たちは、自分の行動に、注意を払う必要がなくなってしまいます。

要因2:意思力の枯渇・消耗

一日の終わりには、疲労や、集中力も減り,誘惑に打ち勝つ意思力を出すのが難しくなり,短期になったり、浪費をしてしまったり、食べ過ぎ飲み過ぎてしまうといった経験がある方もいるのではないでしょうか?

研究によると朝より、午後の遅い時間の方が、嘘や騙したりなどの行動が増えるとのことです。

要因:3リーダーになると共感力が低下する

研究によると、意思決定の権限を持つと、他者への共感力が低下することがわかっています。

これは神経科学でも他人の感情などを理解するためのミラー細胞の機能が損なわれることが認められています。

高い地位の人は感情を認知する能力が低く、地位の低い人が直面する困難に同情しなくなり、助ける気持ちにならなくなります。

マネージャーはチームが直面しているプレッシャーがわからなくなったり、自分の批評や関わりが、やる気や成果を削いでいることにも気づかなくなっていきます。

むしろリーダーは自分の周りの人が「自己中心的に行動している」と思うようにさえなっていくことも研究でわかっています

要因4:高すぎる目標

企業の不正行為の75%は非現実的な高い利益予想を立てた原因で起きていたという分析があります。

楽観的な予測により、現実とかけ離れた時に、なんとかしようとしてしまうことが原因になります。

期待されたほど成果を出せなかったことなどを恐れるあまり、問題を修正するよりも真実を隠す方法を探してしまいます。

改善より保全を優先させてしまいます。

アクションプラン

モラルライセンシングについて学ぶことも効果があります。この現実を受け入れ間違った選択をしないようにしましょう!

意思決定のプロセスを意識する

利害関係関係者は誰か、何が大事なのか、どんな影響を与えるのか考える

・その選択によって、誰が、何が損なわれるのか考えることで,偶然や意図により、他者に損害を与えにくくなります。

・何が最も重要な倫理的価値なのか、あなたの判断を形作っている倫理的価値観は何かを考える

その判断がその価値観を反映しているものかどうか確認しましょう

意思決定の基準を意思力によって影響を受けないようにルールを設定する

シンプルですが、自分の信念やこのアクションプランを思い出すなど決めておくのも有効です。

・リーダーや地位がある人は共感を感じられるように、自分の決断によって影響を受ける人たちにフィードバックや提案を受ける。

間違いから学ぶことをよしとする文化を作る

これが1番良いと思うのですが、倫理的な行動をしようと言うだけでなく、間違いから学ぼうとする文化を作ることができれば失敗を分析し、変化にたいし、オープンであることができます。米軍でも「非難のない報告」というポリシーを持っています。悪いことをしてしまった人は良いことをしたいという気持ちが動機です。その気持ちを後悔させないようにしましょう!

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