【瞬間の科学】新入社員のモチベーションを演出する

新入社員 LIFE

こんにちは!なべっちです!

人が経験を評価する時には、分刻みに起きたことや感じたことで平均にするわけでなく、
最高や、最悪の事態、転機などの重要な瞬間の記憶で評価する傾向があるとされています。

例えばディズニーでも、途中で細々あったことよりスペースマウンテンが面白かった!など印象に残っていることベースで記憶していると思います。

時間がたつと余計に他の記憶は色あせ、その出来事が際立つでしょう。

今日はそんな最高の瞬間を初日に作ることで新入社員に対し特別を作り、
その後のモチベーションや目的意識を高める方法をお伝えします!

驚きのある入社初日プログラムを作る

世界最大規模の農業機器メーカー「ディア・アンド・カンパニー」ではアジアでは知名度が低く従業員の意識の低さと離職の多さに悩んでいました。

そこで取り組んだのが入社初日から愛着を持ってもらうための「入社初日プログラム」作成しました

初日プログラムの全容!

「ディア・アンド・カンパニー」の初日プログラムについてお伝えします。

①採用通知を受け取った直後、現役社員からメールが届く

メールの内容:本人の自己紹介(写真付き)と会社の駐車場の場所や服装の基準など基本的な内容と出社初日は9時にロビーで待っている

②当日に指定した場所に行くとメールをくれた人が待っていてくれ、ロビーにあるスクリーンに「ようこそ○○!」と書いてある

③オフィスに入ると新人の目印として180cmを超える上りのようなものが置かれており、社員たちはそれを目標に挨拶に来てくれる

④挨拶も終わり、パソコンを開くと、自社製品が使われている農場の美しい風景が映し出されていて、「これまでのどんな仕事よりも重要な職場へようこそ!」という、メッセージが添えられている。

⑤CEOからのメールが届いている。
短い動画も添えられており、「私たちの使命は増えるづける人口に必要な食品、シェルター、インフラを提供することです」最後には「残りの初日を楽しんでください。チームの一員として成功し、充実したキャリアを長く続けられることを願っています。」と締めてありました。

⑥机の上には記念品が置いてある。
1837年に作られたジョンディアオリジナルの除雪車のステンレス製レプリカにカードが添えられており、この製品が愛された理由が書いてありました。

⑦昼休みには少人数でのランチに誘いに来てくれ、食事をしながら経歴を聞かれ、それぞれの現在担当している業務について説明を聞き、午後には所属部署のマネージャーが現れ、翌週のランチの約束をします

初日プログラムの効果

帰宅する頃には、帰属意識を感じ、自分たちは意義のある仕事をしており、チームメンバーにとって自分は大切な存在なのだと思えるようになりました。

優秀な人材確保が難しいインドでは、新入社員を大事にする企業姿勢もアピールできました

人生の決定的な瞬間を記憶に残り、意義ある瞬間に作り上げる

新入社員にとって初日は

・知的転機(新たな仕事)
・社会的転機(新たな人間関係)
・環境上の転機(新たな職場)

という大きな転機を迎えます。

事例を見ると、最初に抱えている不安な気持ちを解消しながら、ここまでしてくれることに驚きと大切にされている実感を得るのではないでしょうか?

瞬間の科学では時間や労力を投じる価値のある状況を見つけることが大事だとも言えます。

入社初日は大きな転機でそれに値する瞬間です。

全て実践するのは難しいかもしれませんが、初日にできることを考えたり、(メールを予めしておくとかはやりやすいと思います)

チームで入社初日プログラムを作ってみるのはいかがでしょうか?

入社した側が挨拶をしていくのではなく、受け入れる側からようこそ!としていくのはとても大事なんだなと思います。

コメント

  1. […] […]

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