小学校の通知表をなくした方が良いのか

通知表はやめた方が良いのか LIFE
通知表はやめた方が良いのか

おはようございます!なべっちです

神奈川で通知表をやめる試みをしている小学校があるそうです。

大変面白い取り組みではありますが、難しいことはたくさんあるだろうなというのが印象です。

僕としては「通知表」というものはなくても良いですがそれに変わる、今の自分のスキル(習得度)がわかり、何が得意で何が苦手なのか、また算数という教科でなく、算数の中のどこを学べば良いのか具体的にわかるような、仕組みがあると良いと思います。

学習ペースに柔軟性を持たせるだけで、成績は上がる

トッド・ローズ氏の著書「平均思考は捨てなさい」にもあるように、
学習ペースについて柔軟性を持たせるだけで成績は向上することが証明されています。
マイペースで学習した生徒の90%は成績優秀者として評価された。(同時進行では20%)

成績は今絶対評価でつけるとしても、学期ごとに評価をするという仕組みに問題があります。

要するにペースさえ柔軟性を持たせることができれば、多くの人が成績を上げることができるのに、学期という区切りまでに成果を出せていなければ良い成績がつかないということです。

人によっては、成績に影響されず取り組めるでしょうが、わざわざそこで途中の結果が出ることで本来なら努力を続けることができた子も、できないと感じてしまい可能性を奪ってしまうこともあります。

また、その小学校が成績表、通知表をなくしても、中学校や高校、その後の社会では比較や競争は免れないということです。

しかし、この小学生という成長段階で、人との比較する癖がつかず、純粋に勉強に向き合うことができることによって、その後の受け止め方も変わる可能性があるとも考えられるので、この取り組みのその後は追っていただきたいなと思います。

学校での取り組みは「失敗だった」がなかなか難しい世の中だと思います。
そんな中で通知表を無くすという取り組みをチャレンジしてみたのはとても良いと考えています。

ただ本質的には「通知表をなくす」ことが目的ではなく比較をしない。学びについてポジティブになっていくことだと思います。
通知表が仕組みとしてあっても、その中で伝えていく方法など含めてより良くしていく方法を考えていければと思います。

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