初期設定で意思決定が大きく変わる【参加方式か脱退方式か】

臓器移植 意思決定 LIFE

おはようございます!なべっちです。

保険証の裏に臓器移植の項目がありますが、〇はつけてますか?

僕は全てに〇をつけています。
臓器移植は気持ちや考え方価値観もあるので人によって抵抗があったり、特になかったりすると思いますが、この臓器移植についての意思決定さえ聞き方1つで変わってしまうとい研究結果があります。

参加方式か脱退方式かで大きく異なる

フランスは臓器移植にはほぼ100%賛成ですが、デンマークでは5%ぐらいしか賛成していません。

大きな差がありますが、国や文化が違うからでしょうか?

いいえ。臓器移植について参加方式(オプトイン)か脱退方式(オプトアウト)かの違いでした。

欧米の多くの国では参加方式の国が多く免許証の裏に臓器移植を希望する際は署名をすることになっています。

その他の国で脱退方式が取られており、初期設定が「ドナーになっても構わない」とみなされており、なりたくない場合は「ドナーになりたくない」ということを署名し表明しなければなりません。

脱退方式の国では参加率は100%に近いですが、参加方式の国は平均15%ほどと大きな差になっています。

なぜここまで大きな差になるのか

臓器を提供するなど社会的貢献で、元々やってもいいと思っているものであれば、やる気にさせるために何かしなくても、その行動をやりやすいようにするだけで充分なのです。

昔携帯会社などはオプションなどが最初からたくさんついていて解約するのが大変でした。
ああいうのは元からいらないものなので、解約できますが、元々あってもいいかな?って思うようなものであれば特に解約しないと思います。

その行動をやりやすくする。やりづらくするなど初期設定1つで意思決定が大きく変わってしまうことを、何か提案する側の時も、受け手の時も覚えておくと良いかもしれませんね。

特に最近はサブスクなども多いので、解約はめんどくさかったり、やりづらいとそのまま続けているものもあるかもしれません。

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