最近よく聞くデザイン思考とは?実践のための5つのステップ

デザイン思考とは LIFE

おはようございます!なべっちです。

最近は「デザイン思考」「アート思考」「クリティカルシンキング」など、考え方についての言葉をよく聞くようになりました。

話に出てきてもなんとなくわかってるような、でも説明してと言われてもよくわからないという方も多いと思います。

今回は「デザイン思考とは何か?」またその使い方についてお話ししたいと思います。

デザイン思考とは

デザイン思考とは「人間中心を旨とした、新しい価値を想像するためのプロセス」と経済産業省は説明しています。
ただこれではちょっとわかりづらいですよね。
言い換えると「顧客のニーズを中心にした考え方のこと」と言えます。

例えば、昔の日本のパソコンなどは「より良い性能」を求めて製品作りをしていように感じます。 他の製品も機能を足したり、以前よりこうなったなど「作り手のより良い」を目指していました。

もちろんどの製品やサービスも「より良く」を追求していきますが、ここに「顧客のニーズ」を最優先に考えることができているか?
という視点を持てているかというのが重要になります。

Apple社の製品は、ユーザーの体験、生活がこう変わるといったことを伝え、製品からもそれは伝わりました。
今までの製品のように説明書を読まないと使えないということはなく、直感的に使えるよう設計されていたり、持っていること自体にも価値を感じるような製品でした。
技術力では、日本や他メーカーが劣っているということはありません。
大きな差が生まれたのは顧客のニーズを起点に設計できていたか?ということではないでしょうか?

さらに重要になりデザイン思考

先程の、パソコンの例もそうですが、技術的なことはすでに開発が進んでいます。私達も「モノ」については満たされ便利な生活ができています。

ここで大事になってくるのは「コト」経験の提供です。どんな体験をできるか、どのような生活を求めているかといった視点がさらに重要になります。
地球環境のことを考えた顧客も増えてきており、今までのようにただ「消費」していくだけの事業は続かないですし、そうなると今までのように「モノ」を売るというのは通用しなくなります。

また文化や技術は加速度的に変化をしています。
昨今のコロナなども大きな影響があったと思いますが、ライフスタイルの変化や、技術力の向上により変化が大きく予測も難しいですが、常にユーザーのニーズを考えていくことで価値を作ることができます。

具体的なデザイン思考の5つのステップ

デザイン思考についてはさまざまなフレームワークがありますが、スタンフォード大学が提唱している5つのステップについてお伝えします。

①観察:顧客の生活を徹底的に観察、インタビュー
②定義:顧客の真のニーズを定義
③アイデアだし:ニーズを満たすアイデアを出してから絞り込む
④試作:試作品を作成し改良する
⑤テスト:実際に顧客に体験してもらい、改善のヒントを得る

この5つのステップで顧客のニーズについて考えた上でサービス開発を行なっていきます。

まとめ:今あるサービスを飛躍させるデザイン思考

デザイン思考を活かしていくにはドラッカーのいうように「顧客は誰か」ということが明確でなくてはなりません。

自分たちの事業の顧客は誰か、この定義を明確にすることで、曖昧だった問題や新しいニーズについて気づくことができます。
デザイン思考が万能なわけではありませんが、自分の今行なっている事業やサービスについて考えてみると新しい発見があるかもしれません。

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