もし顧客に彼らの望むものを聞いていたら、「彼らはもっと早い馬が欲しい」と答えていただろう
ヘンリー・フォード
おはようございます!なべっちです
iPadを忘れiPhoneで書いてます!
今回は、商品開発や意思決定、心理学に興味がある方への記事です。
今はTwitterでも簡単に投票ができたりしますが、この投票結果はあまり意味がないというお話しです。
考えていくとクラウドファンディングで人気のある企画だから良いものだ。
賛同してみようというのも自分も正当に評価しているか一考しなくてはならないなと思いました。
オンライン上の人気と成功が無関係な理由
・一握りの参加者の意見でしかない
・ソーシャルバイアス
・消費者は実行可能性を過小評価し、平凡なオリジナリティを過大評価する
研究者は以上のような理由から
オンラインの消費者投票は、アイデアの実際のクオリティに対する指標としては当てにならない」と判断しました。
実際にスイスの清涼飲料メーカーのリベラ社で、新しいフレーバーの意見を消費者から集めたところ健康志向のジンジャーに人気が集まりました。
詳しくみると、ジンジャーへの支持は賛同票とコメントを一生懸命引き出そうとする一握りの参加者ということがわかりました。
賢明なリベラ社は少数のグループの支持しかないということがわかり、ジンジャー味は成功しないという結論を出しました。
ソーシャルバイアス
誰かがあるアイデアを気に入ったというとアイデアの作者はお礼の意味で相手が出したアイデアもいいと褒め言葉を返す傾向があり、ユーザーが互いに友達になるような仕組みになっています。
ユーザーたちは、結び付きのない人が出したアイデアより、オンライン上の友達のアイデアに投票することが多いことがわかりました。
このようなバイアスが深く関わっていますが、企業に聞いてみるとそれに気づいていないこともわかっており、それどころか、どのアイデアを採用し開発していくかいいねが非常に大きな役割を果たしていました。
まとめ:いいねや誰かのコメントがないと不安になりませんか?
ネット上のコメントやいいねに振り回されない
企業側の目線の研究でしたが、消費者側もバイアスに囚われていないかというのは考える必要がありそうです。
またインフルエンサーもYouTubeやTwitterのコメント欄を廃止したりしますが、
どれだけ気にしないようにしても、嫌なコメントは嫌でしょうし、ストレスでしょうから廃止するのも良いでしょう。
ネット上のコメントなどに僕たちも賛同したり、何か思うのもストレスかもしれないですし、バイアスにかかっていきます。
またいつのまにか、意思決定するとき誰かのコメントやいいね!を参考にしてたりしませんか?ないと不安になったりしませんか?
コメント欄はリアルな意見として捉えがちです。
僕たちはいつの間にか自分で良い悪いを判断できなくなっているのかも知れません
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