おはようございます!なべっちです!
仕事がうまくいかない。配置した、採用した社員が成果を出せないと悩む人や人事の方もいらっしゃると思います。
もちろん本人の問題もあるかもしれませんが、ドラッカーは人には限界などないとし、それぞれが成果を出せるためのマネジメントを大事にしています。
今回はドラッカーの人事に対する考え方アプローチについてお伝えしたいと思います。
不出来だからとしても、何も考えず、クビにしたり降格させるのは人材の浪費で、犠牲者を出す以上のことにならない
能力が発揮できていない、成果が出ていない管理職、マネジャーや経営者はそこから外さなければなりませんが、不出来でもすぐに降格や首にするのは人材の浪費だとはっきりと考えていました。
ドラッカーの人事に対するアプローチ
ドラッカーは以下の要件を注意するようにしています。
・役職の要件を検討し、強みを生かす人事とする
・要件を満たす候補者を複数人選んでから一人に絞る
・決断する前に仲間に相談する
・人事を発令したら終わりではない
・必要なものを与えたり指導をする
別の仕事なら、その人も能力を発揮できるかもしれないというのが基本的な考え方です。
能力を発揮できる仕事を見つけるか、すぐに見つからないのであれば、そのような仕事が見つかるまで出番を待って貰えばいいとのことです。
たった1回の失敗で長年の功績をちゃらにするようなことはしてなりません。
新任者やうまくいかない人材がうまくスタートを切れるようにするのが上司の責任です。
ドラッカーのチェック項目
・その職務に適した人材なのか
・もっと時間が必要なのか
・必要な資源はあるのか
・何か支援する方法はないか
この項目をうまくいっていない人がいた際にはチェックしましょう。
そもそも職務の要件が明確になっていない場合もあり、職務を設計するために、目的と要件を洗い出さなければなりません。
その職務に必要な基本要件を定めることができれば、重要度の低い項目に振り回されて人材配置をするリスクが下がります。
大事なことの一つは人事を発令して終わりではないということです。
人事が意図して配置し適切であれば本人もどの部分が自分に足りないのかなどわかっていたりもしますが人美がそれを待つ必要はありません。
新任者に成功してほしいと考えているはずなのでうまくいかないから首をすげかえたりせず、力が発揮できるまでには時間がかかる人もいますし、人事としてできることを考え手を貸し、待つということが大事です。
まとめ:人は重要であること、人に限界などない。適材適所を考える
人事の仕事はパズルにピースをはめて終わりではありません。
その人材が成功できるためにできることはないかを考える必要があります。
自分も就労支援をしていますが、働いている人が仕事も自分の強みが発揮できている。または好きなことができているから最近楽しかったことが仕事のことだったりすると嬉しい気持ちになります。
嫌だなと思いながら働いている人も多いですが、強みを生かし積極的に仕事ができる人材配置ができると成果につながるなというのは実感します。
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