こんにちは!なべっちです!
仕事やプライベート何かあったとき、反省(内省)をする人も多いと思います。
また自己分析を色々やったけどよくわからない!となったりしませんか?
今日は自己分析でお悩みの方に向けた記事です。
間違った内省をすると自己認識が低く、幸福度、満足度も下がる!
自分の思考や行為の原因を探るために「自分はなぜこうなのか?」など考えると思います。
ホリエモンやタモリも「反省するな」とよくいいます。
様々な研究で、内省する人は仕事の満足度も幸福度も低く、自己認識も低いという結果になっています。
内省に効果がないというわけではなく、多くの人が間違った方法で内省をしているのです。
僕も、昔は反省したり、自分を責めたりなどしていましたが、全く非効率だったと今では思います。
今回は、マネジメントでは流行語にもなっている「セルフアウェアネス(自己認識)」の話の中から、正しい内省の仕方についてお話ししたいと思います!
「なぜ?」と自分に問うことは最も非効率な問いである
例えば、「なぜあんなことをしてしまったんだろうか?」などイライラして怒ってしまったことや、よくなかったと思う振る舞いなどについて「なぜ?」と問うことはないでしょうか?
実はこれが一番やってはいけないことだったのです
(トヨタなどの「なぜ?」を5回問うなど組織においては有効であり、今回は自己認識においてです)
人は真実だと感じられる答えを作り出してしまう
なぜ?と問う事により自分の無意識の思考や感情、動機を探ろうとします。
これが自分のことになると間違った答えにたどり着いてしまうのです。
以前、コナンの話で書いた事件後の動機の独白と同様です。
「なぜ?」と問うことにより正しさを過信してしまう
ご存知の通り、人の意思決定ですら、聞き方だったりバイアスにより左右されてしまいます。
人は「洞察」を見出すと、その妥当性や価値を問わずに飛びつき、相反する証拠を無視して、当初の解釈に問うように納得するようになります
「なぜ?」と問うことにより、マイナス思考に陥ってしまう
内省的な人ほど、考え込んでしまいます。
仕事で業績評価がよくなかったときに「なぜこんなに悪い評価を受けたのだろう」と自問すると、
良かったところ、悪かったところを含めた理性的な評価よりも
恐れ、不安、欠陥に焦点を当てた解釈になることが多いと思います。
研究によると
頻繁に自己分析をする人ほど、鬱や不安に陥りやすく、幸福感も乏しくなっていくことがわかっています
どうやって自分に問えばいいのか?
「なぜ?」(Why)ではなく「何」(what)で問う
非生産的な内省を減らすためには、「何」で問うべきだとされています。
「何」という問いが客観性と未来志向を保ち、新たな洞察から行動につなげるとのことです!
例えば嫌な仕事があった場合
「なぜ自分はこんなに嫌な気持ちになるのだろうか?」と考える人は、自分でもっともらしい理由を作り出したり、バイアスにとらわれた理由を作ったり、反芻してしまうなど非生産的な内省につながっていきます。
「何」を使った問いはこうです
「自分を嫌な気持ちにさせる状況はなんだろう。そのような状況に共有しているのはなんだろうか?」と問います。
ネガティブな意見を受けたとき
「なぜ、自分のことをそんなふうに言ったのか?」
ではなく「より良い仕事をするために、何をすれば良いのだろうか?」と問う
自分を責めることにエネルギーと時間は無駄なので、
ホリエモンも「反省するな」と言います。
文字通り、何もしなければ進歩もありませんが、次に何をするべきか?答えを出すためにエネルギーと時間を使うべきということです。
なぜ自分はこうなのかを考えることと、自分を全く省みないことは何も違いがないかもしれない
学生に対する評価の研究でも
「社交性・高感度・人引きつける力」についてネガティブなフィードバックを与えた実験があります。(辛い実験ですね)
「なぜ?」自分がそのような人間なのかを考える時間を与えたグループと
自分が「何」か(どのような人間か)を答えるように伝えたグループを作りました。
その後、学生にフィードバックの正確性を評価してもらうと、
「なぜ」を考えた学生は、自分がしたことに対する理由づけと否定に力を注いでいました。
一方「何」を考えた学生は、ネガティブな意見に対し受け入れ、そこから学ぶ姿勢を示しました。
なぜ自分はこうなのかを考えることと、自分を全く省みないことは何も違いがないかもしれない
ヒクソンとスワン
見出しの文は心理学者のヒクソンと、スワンがこの実験などから出した結論です。
はっきり言っていますが、なぜと問うのは内省しているにもかかわらず、しないのと同じとまで言っています。
むしろ時間とエネルギーと心理的負担があるのでマイナスと言えると思います。
まとめ
内的自己認識と外的自己認識両方が必要であり、信頼できる人から率直な意見をもらい、自分では「なぜ」ではなく「何」で自問していきましょう。
僕は外的自己認識について軽視していました。
しかし学ぶほど必要性を感じますが方法については難しさは感じています。
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