おはようございます!なべっちです。
このブログでは「心理学」やエビデンスがある方法を重視し、自分の行動や認知、体形を変えるためのヒントをお伝えしていますが、人の行動や心理など環境や社会、ホルモン、体調、経験などいろんな影響を受けますが、どこで起こっているかというと「脳」です。
同時に「脳」のことについて理解することも大事です。
今日は大まかな脳の構造について少しお伝えしたいと思います。
動物の脳は表面に近くなるほど高次の機能を司っている
人間だけでなく、動物の脳は、脳幹部から表面にいくほど高次の機能を担っています。
脳の下部は木の幹脳ような構造をしている「脳幹」があります。
脳の最下部にある延髄は「呼吸」「体温調整」「心拍」など無意識で自動的に行われる機能を担っています。
心臓動かさなきゃ!とか思わずに常に機能していると思います。
その上にある中脳や大脳基底核は食欲、睡眠、快感などの機能に関わっています。
脳幹と大脳辺縁系の間にある「間脳」はつなぐ役割を果たしているので、交感神経や副交感神経、いわゆる自律神経と関わっておりホルモン合成を全身に作用させる機能も担っています。
大脳辺縁系は学習を担っており、海馬や扁桃体もあるので、感情や記憶に関わっています。
そしてその上部には大脳新皮質があり、思考、想像力など高次の処理をしています。
脳は年功序列 脳の下部の影響が大きいから自分の行動をマネジメントするにはこのことを考える必要がある
人間だけでなく動物は脳の下部や中心からできて発達していくので、優先されるのは古くからある機能です。
なぜなら、呼吸や体温調節などは生存するために必要だからです。
だからこそ人の行動にも影響します。
古い方が優先されるので、まずは生存機能ですが、次に食欲や睡眠などの基本的な欲求がとても強い生き物です。
それだけで動いていないのは、高次の機能を果たす分野が仕事をしているからです。
ただ繰り返しますが、脳の機能的にも欲求は強い権力を持っています。
例えば、睡眠不足だと高次の機能を働かせるのが難しく、やりたいことがあっても行動できなくなります。
体調不良や緊張で呼吸が乱れたりすると、目の前のことに集中もできないでしょう。
ですから呼吸や欲求、自律神経といった機能を整えておかなければ、モチベーションや学習などもままならないということを覚えておきましょう!
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