どんな出来事も幸せへの影響は一過性しかない【ハーバードの研究】

幸福学 心理学
特定の出来事があるから幸せになるのではない

ビートルズに残るよりも、この方が私は幸せだ

ピート・ベスト/元ビートルズ

おはようございます!なべっちです!

幸せは人によって違うと思います。そんな抽象的な幸せについても心理学ではいろんな角度がから研究されています。

そもそも幸せという主観的なものが、なぜ測定できるのか?という違和感をもつ方もいると思いますが思ったより簡単でメガネの検眼と同じようにさまざま見え方、感じ方を尋ねそれをデータとして扱い分析していきます。

リアルタイムでの報告は、非常によく実体験に近く、昨日はどれぐらい幸せだったか、明日はどれぐらい幸せかは曖昧でも、その瞬間にどう感じているかは話すことができるからです。

MRIでも脳の血流などから測定したり、筋電計での測定もできるようですが、どれも相関性が高いので、「たった今、どれぐらい幸せか?」と聞いていくのが有効です。

今回は幸せについての研究から、どのような状況からでも幸せを感じることができるということについてお伝えしたいと思います。

どんな状況でも幸せを見出せる

幸せってこんなことだと きっと君はいうよ

師走/スガシカオ

研究によってわかったのは恋愛に重きを置いている人はパートナーといい恋愛関係だとそうでない人に比べて幸せで健康な人は疾患がある人より幸せだというようなことでした。

しかし1番重要な発見は、どの要素も重要なことではないということでした

マイホームを購入したり、パートナーができれば幸せになりますがそれほどのことではなく、長続きもしないということでした。

人は自分を何が幸せにして、それがどれだけつづくかを予想するのは難しい

さまざまな研究で、昇進、試験の合否、恋愛などどれも当人が思うほど幸福度に影響せず、ポジティブな出来事は実際より幸せになると予想し、ネガティブな出来事は実際以上に不幸になると考えてしまうことがわかりました。

それこそ3ヶ月以上影響があるものはほとんどありませんでした。

確かに子供の頃は私もノートも買えないぐらい貧しかったですが、常に不幸を感じているわけでもなかったですし、幸せも感じれていましたしその中での生活も普通でした。もうこれ以上悪くなることはないと思っていても、予想外に状況が悪化しても買えられないことは変えられないので、その生活にも慣れました。大人になってから離婚した時とかも、財産もなくなり、仕事も色々あったりで、もう絶望だと思いましたが、定期的に揉め事は起きましたが大きい絶望感は無くなった気がします。

現在は物質的や生活レベルは昔より格段に豊かになっていますが、幸福度は無限に高くなっていくわけでもないです。
結局何かがあるから幸せになるわけでもなく、何かがあったから不幸になるわけでもないということで、置かれている状況によって左右するわけではなく、自分の生き方、考え方次第でもあるということす。

無理やり幸せになろうとしている?

「トラウマはない!」と言われているように、本人がそれを選択していれば別ですが、基本的にはどのようなトラウマや悲劇の後でも本人は幸せになることができ、どのような状況でも光明を見出すのが得意だということです。

冒頭の元、ビートルズのピート・ベストも周りは、チャンスを逃した!などと評価するかもしれませんが、今は幸せだ!と言えるのは強がりでなく、本当にそう思えているのでしょう。

この研究で1番伝えたい結論としては、何か悪いことが起きても慌ててセラピストに駆けつける必要もなく、思っている以上に打たれ強く、物事に対し最善を尽くすことができるということでした。

無理やり幸せになろうとしているだけでは?

そんな事言っても貧しいより、お金がある方がいいし、病気だったらやりきれない気持ちにもなるのではないか?と考えると思います。

その時に感じる幸せは人工的、今の状況から幸せを見出しているだけに過ぎないとも言えるかもしれませんが、研究者は人工的な幸せと自然に発生する幸せ、起源は異なるけれども感じ方に違いがあるわけではなく、どちらが優れているというわけではないとのことでした。

不幸な出来事や状態になっても、その出来事とは別の可能性や新しい人生があることに気づくことができるということです。

まとめ:自分を騙してるわけでもなく幸せを見出すことができる

科学者たちが驚いたのも、人が幸せを見出すのが上手いということで、多くの人はそれに気づいていないということでした。

幸せは大きい出来事でも影響があまりないからこそ人は、努力し継続的に充実感などを得られる活動ができると思いますし、逆の出来事も一度経験したらおしまいではないからこそ立ち直ってまた進めるんだなと思いました。

しかし世の中、ネガティブな出来事に囚われてトラウマとしている人、何か大きな出来事、成功が幸せにしてくれると信じている人もいます。

どちらにしても人は選ぶことができる。自分自身で選ぶことができるということだなと思います。

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