【アニメから学ぶ】真実はいつも一つでないし、探偵は解決もしない!

真実 LIFE

こんにちは!なべっちです!

今回は名探偵コナンの「真実はいつも一つ」というコナン君の名言から、
真実を知ることと解決とは別物であり、ビジネスで言うとコンサルタントの仕事は問題を解決することではないと言うお話しです!

探偵は事件を解決をしない!

ミステリィ小説には「探偵」が出てきます。

トリックを暴き、動機を探し真犯人を指摘するのが仕事ですがこれは事件について「究明」しただけで問題の「解決」をしたわけではないと言えます。

解決するのであれば、死んだ人を蘇らせるか、同じような事件が起きないように対策がおこなわれるはずが、それどころかいく先々で事件が起きますし、本人たちの問題や人生はこれから続きますし、新たな課題や問題が生まれることもあるでしょう

京極夏彦の「京極堂シリーズ」に榎木津という探偵が出てきます。「この世に不思議な事は何一つない」という京極シリーズですが、この榎木津という探偵は「他人の記憶が視える」という特異体質なので、その人を見れば犯人かどうかは一目瞭然なのですが真実を伝えても話は終わりませんし解決には至りません。
これは犯人がわかっても捕まえることで終わるわけではないですし、だからこそ京極堂シリーズは関係者たちの「憑き物」を落とします。

真実はいつも一つ?

コナン君がよくいう言葉ですが、コナン君がみているのも真実ではなく、犯人含めた当事者が納得いく結論を出したに過ぎません

真実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。

ニーチェ

コナン君は状況から、犯人を特定し、最後には動機を犯人が話し出します。

事実は1つですが、真実はそれぞれの認識、解釈にしかすぎません。
犯人もコナンが色々喋ったりしますが、本当のその時の気持ちなどはまた違うものかも知れません。

犯人も自分自身の動機を究明できない

犯人が語った動機でさえ、後からつけた理由でしかなく、コナン君たちが動機を必要とするのも、犯罪の理由が「なんとなく」や「楽しいから」だと人がそんな理由で殺人を行うということを理解できず、理由を聞く事で自分とは違うことを聞いて安心したいからです。

本人でさえ、自分がしてしまったことを理解して安心して「仕方なかった」と涙するのです。
動機なんて、後ろをむいて補装しているようなもので後付けでしかありません。
実際はタイミングやその時の感情などいろんな要素があり説明できるわけではないのです。

問題を解決するのはコンサルタントではない

一般的にコンサルタントの仕事は問題解決であると考えている方も多いのではないでしょうか?

コンサルタント 2つのジョーク

これらの例はコンサルタントが問題を解決すると思われている考え方である

・コンサルタントとはクライアントから時計を借りて現在の時刻を教え、その恩恵にたいし、お金を請求する仕事である

・組織に問題があるがどこの何が問題かわからない組織がクライアントを雇い組織図を用意した。
数分後ある部署に✖︎をつけその部署をなくせと指示し1000ドルの請求書が届いた。内訳としては
組織図に✖︎を書く      1ドル
✖︎をどこに書くか判断する 999ドル

データを提供するのも、解釈するのもコンサルタントではなくクライアント

一方こちらはドラッカーの考え方です。

問いという形で正しく出すのがコンサルタントだとし、クライアントは自ら、適切なデータをだし、解決のための方法を見つける事ができます。

まとめ

問題を解決するのは探偵でもコンサルタントでもなく自分自身であるという事

そのためには自分自身に適切な問いを立てていく事が大事です!

最後にドラッカーの5つの質問を紹介します!

  1. 我々のミッションは何か?
  2. 我々の顧客は誰か?
  3. 顧客にとっての価値は何か?
  4. 我々にとっての成果は何か?
  5. 我々の計画は何か?

追記
ドラマが始まった「ミステリと言う勿れ」1話目でも主人公の久能整が、「真実は一つなんかじゃない。二つでも三つでもない。真実は人の数だけある。でも事実は一つです。」と言っていましたね!

本当その通りです。

コメント

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