【責任のバイアス】悪気がなくても、人は自分の貢献を過大評価し、他人の貢献を過小評価する

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責任のバイアス

おはようございます!なべっちです!

何か協働で作業していたり、パートナーとの生活で相手より自分の方が貢献している!とか、相手が何もしてくれない!職場でも上司は何もしてくれない!など不満に思うことはありませんか?

しかし、不満に思っていても意味がないのはわかると思いますが、本当はもっとしてくれているのに正しく評価できないだけかもしれません。

これは協力関係が失敗する原因であり、正当な分け前をもらっていないと感じ関係が崩壊していきます。

悪気がなくても、人は自分の貢献を過大評価し、他人の貢献を過小評価する

全世界は、一つの取るに足りない例外を除いて、他者でなり立っていることを忘れてはならない

ジョン・アンドルー・ホームズ

自分の貢献を過大評価し、他人の貢献を過小評価する責任のバイアスというものがあります。

パートナーとの関係づくりで関係を維持するためにあなたがこなしているのは何%か?という質問をした研究があり、
例えば自分が55%だと答えたなら相手は45%だとすると正しく評価できているのであれば合わせて100%になるはずですが、
4組に3組は100%を大幅に超えました。

つまりお互いが自分の貢献度を過大評価していたのです。

他にも夫婦関係への具体的な貢献をあげてもらうと
自分がしたことは11個思いついたのに対し
相手のしてくれたことは8個程度しか思いつかなかったそうです。

なぜ責任のバイアスが起こるのか?

当然のことかもしれませんが、受け取る情報量が違うからです。

他人がしてくれたことを全て知ることはできませんが、自分のしたことは全て知っています。

相手にも背景があり、自分と同じように様々なことを考え様々な行動をしています。自分のしていることも相手は全部知っている訳ではないので、わかってくれなかったりするのも当たり前です。

自分が全て見えているわけではないことを自覚しましょう!

アクションプラン:自分自身がやったことを評価する前に相手がしてくれたことをリスト化する

アダムグラント氏は「自分自身がやったことを評価する前に相手がしてくれたことをリスト化する」ことを推奨しています。

バイアスを取り除くには一度可視化し、自分の考えが間違っていないか検証するのはとても大事なことです!

自分ばかり頑張っているというのは思い込みで相手や周りもそれぞれ貢献しているということに気づきましょう。

「自分ばかり」とか「何もしてくれない」と思った時は自分を疑いましょう。

相手がしてくれたことを認めることでいい関係が作れますし貢献する気持ちが生まれるのではないでしょうか?

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