こんにちは!なべっちです!
人は道徳に反する行為をした後は体を洗いたいと強く感じますが、逆に道徳的だと思って行動をした後は逆の行動をしたくなります。これは除菌シートで手を拭くだけで、人助けが減る実験などもありますが日常でこういったことはたくさん起きており、目標達成すら阻みます。
例えばジムで運動した!これを良いことだと思ってする人は、「運動したし、ご褒美にケーキを食べよう!」と思ってしまします。
他にも午前仕事をめっちゃがんばった!と思った場合は、その分午後はゆっくりやっても良いか!と思ってしまうのもこのせいです。
僕も今4時30分に起きれていますが、これがもし4時半に起きれた!って感覚を持っていたら起きれなくなったり失敗することが増えていきます。
そんな日常でやりたいことを先延ばしにしたり、相反する行動をとってしまうモラル・ライセンシングの対策についてです。
【モラルライセンシング】自分が好きだからやっている。やりたくてやっていると考える
問題は道徳的に正しいかどうかで判断しないことが大事です
完璧主義の人は先送りにする傾向が強いですが、こういう人は不安症が原因ですがこの原理を重なると完璧にしなくてはならないといった本人の道徳の反動で先送りにしてしまうことも考えられます。
実験ではその行動をとらなくても、考えただけでもモラル・ライセンシングが起こることがわかっています。
モラル・ライセンシングは良いことだと思ってやると反動が起きます。
募金も良いことだと思ってやると、さっき募金っていう「良いことしたし」と思って反対の行動を許容するようになります。
前回募金したことを思い出しただけでも寄付金額が下がることがわかっています。
ダイエットしてる人は筋トレを当たり前のこととしてできるようにしたほうがいいですし、寄付をしたい人は当たり前のようにしたと思った方がいいですし、仕事もがんばったなって思うよりは当たり前にする人の方が安定します。
ダイエットも早寝早起きも誰かのためにすることも善悪の問題や良いことではないことを覚えておきましょう
自分がそれを望んでいる、自分の価値観にしたがって生きているという自覚です!
ー結果にフォーカスせすなぜそれをやるのかを思い出す。
もう一つ具体的な方法を示すのであれば、なぜそれをやるのかを思い出してください。
「今日は運動できた!」とか「早起きできた!」といった結果にフォーカスするとモラル・ライセンシングに陥ります。
運動できたかどうかではなく、なぜ運動(ボディメイク)しようと思ったのか、早起きできたことではなく、なぜ早起きしたいのかということを考えましょう!
道徳的価値観は簡単に揺らぐ
人の道徳的価値観は性格などの要因ももちろんありますが、その時の環境の要因も作用しています。
除菌シートで手を拭くか、拭かないかの違いで道徳上のジレンマについての判断も違いが出て、手を拭いた人たちは厳しい判断をしました。
「清潔な」などの言葉を見せられた人たちは、他人の非道に対し比較的寛容になりました。
シャワーを浴びた人はカンニングが増えました。
このように自分の価値観すら絶対的でないことを覚えておき、判断する時に気に留めておくと良いでしょう。
清潔なセールスマンや綺麗なお店は信頼しやすくなりますが、汚れがあったとしても信頼できないわけではありません。
自分の判断や行動はこういったことに左右されているので、上手くできなかったとしても、能力でなかったり、また何かの意思決定の時には何かしらの影響を受けていないか考えておくと良いでしょう!
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