おはようございます!なべっちです。
今日は効率的な勉強法を探している方や何か教えている方に向けた記事です。
効果的な学習法はたくさんありますが、中でも「間違いに対するフィードバック」の研究からです。
結論
・すぐにフィードバックを与えるより、少し遅らせてから与える方が記憶は長続きする
・テストは評価のためでなく、学習のためにおこなう
運動学習でも失敗してすぐにフィードバックを受ける方が効果的
ゴルフでの実験でも失敗してすぐにフィードバックを受けるより、色々試行錯誤した後でフィードバックを受ける方が、効率的でないという印象を受けるが、実は効果的です。
昨日のHUNTER×HUNTERの記事でも書きましたが、教えないことで色々試行錯誤します。
答えをすぐに教えないより非効率に感じますが、実際はその方が効果的ということがわかっています。
研究者は「素早いフィードバックは補助輪のようなもので、学習者はその場ですぐ直してもらうことに頼ってしまう」
運動技術を学ぶ際もすぐにフィードバックを受ける癖がつくと、それもタスクになってしまい本番でもフィードバックがないと完成した行動パターンに穴が空いて成績が落ちてしまうことや練習の際にフィードバックでの中断により学習の一貫性がなくなり安定した行動パターンが得られないとのことです。
授業でも時間を置いてフィードバックをした方が、長期記憶を形成しやすい
科学的な文章を記憶する実験では、一部の学生は回答中もその文章を見ることができ、テスト中もフィードバックを受けている状況でした。
もう一つのグループは手元に教材がない状況で、テストをうけ、後でその文章を渡されて自分の答えを見直しました。
結果、文章を見ながら、答えたグループはそのテストで最高の成績を収めました(当然ですよね笑)
時間が経ってからもう一度テストを行うと、後からフィードバックを受けたグループの方が記憶を維持していました。
まとめ:想起練習 思い出すのに近く努力を必要とするものほど記憶を長続きする
要するに、思い出そうとしたり、考えたりすることが長期記憶につながるということです。
すぐに答えを提示されるのではなく、思い出そうとすることで記憶自体がまた呼び出しやすくなります。
具体的な方法はテストは有効です。学校でもテストがありますが、嫌がられたりするものですが実はこれが有効だということがわかっています。大事なのはテストを受けてそのままにせず、間違えたところを復習するということです。
またテストは新しい問題にも当て嵌めやすくし、関連事項の記憶についても維持して思い出しやすくするという研究が必要です。
テストは評価のためでなく学習のためということに認識を改め方が良さそうです。
自分でもテスト形式で学ぶと良いでしょう。
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